馬王カスタマイズの仕方
ツイッターに馬王カスタマイズの仕方について質問が来ていたので記事にしてみました。
こんにちは、ねこマスタ〜です。
中央競馬もまた無観客になってしまい、いつになったら競馬場でビールをコキコキ飲み干せるのか全く分かりませんが、辛抱強くその時を待ちたいと思います。
さて、今日は馬王について書いてみます。
競馬をやらない人には馬王?馬の王?って感じでしょうが、ネットで馬券を買う人なら一度はこの名前を聞いたことがあるんじゃないかと思います。
僕は去年からまた馬王の運用を始めたんですが回収率は114%と好調でした。
この中には裁量で購入した馬券も混じっているので厳密には馬王単体で114%ではありませんが、浮いていることは間違い無いので、去年どんな感じで馬王をカスタマイズしたのかを書いてみます。
参考になれば嬉しいです。
ファクターを決める
競馬を予想する時に、人それぞれ根拠があるじゃないですか。
それを一つ一つ回収率と照らし合わせて行く作業をします。
例えば枠番。
実際データとして見るとどうなのか?
そういうのを客観的に把握していきます。
馬王の画面からはツール→回収率データ分析に進みます。
ここで今言った枠番を調べてみます。
行の欄に出走馬T.枠番と入力します。
これは手入力でもいいし、右横の虫眼鏡アイコンから選択すると下の図が出てきますから、そこから選んでもOKです。
そうやって枠番を調べたのが次の図です。
分かりやすいように回収率80%以上を黒字にしてあります。
が、しかし。
これは全レースの枠番別回収率なんで、データとしては大雑把すぎます。
なので、芝のレースとダートのレースを別々に検証してみます。
図の右上の方に芝とダートのチェック欄があるのでそれで簡単に調べることができます。
上が芝で下がダートです。
芝は1枠が単勝回収率80%を超えています。
ダートは2枠と8枠が同じく80%を超えています。
実際に馬券検討をする時に、芝の内枠が有利なんてことを考えたりしませんか?
また、芝の1枠が有利だと言っても、競馬場は10場ありますからその辺をどう考慮するかとか、内回りと外回りはどうなのかとか、いろいろファクターは出てくると思います。
この辺りのバランスの取り方がその人の個性になってくるんじゃないでしょうか。
元データは同じでも扱いが違えば得られる結論も違ってきます。
さて、話は戻りますが芝の1枠は優位性があるとみなして点数を加えることにしてみます。
こんな感じになります。
IIF(出走馬T.枠番 = 1, 1, 0)
どういう意味かというと、1枠の時にプラス1点、そのほかの枠は0点という意味です。
ここで少し付け加えると優位性のないものにマイナス点をつけるのもいいと思います。
こんな感じで点数をつけて行くんですが、そのままだと超長いIF文の羅列になるので、全部の点数を足したものを僕はカスタム得点と名付けて登録しています。
それで点数を出したものが下の図になります。
見てみると7点以上だと綺麗に単勝回収率が100%を超えてきます。
また回収率が太字になっているのは統計的に信用できるレベルだそうです。
馬王を作った人の著書に書いてありました。
ただここで注意しなければいけないのは、このデータは過去の実績を元にしたものであり、未来がこの通りになることを保証しているわけではないことです。
そこは割引く必要があります。
あとがき
こんな感じで僕は馬王を使用しています。
僕は完全にオリジナルの予想をしていますが、馬王自体にもデフォルトの予想が入っています。
ただ僕みたいにデフォルトの予想を使わなければタダですが、ライセンス契約すると月々6600円かかります。
本当は馬王のタイム指数を自分のプログラムに組み込めれば、もっと成績は安定するとは思うんですけど。
一応構想だけはありますが。
もう少し自由自在にプログラムを書ければ普段自分が予想する時の思考を反映できるようになると思うんですけどね。
痒いところに手が届くようになるのはまだまだ先になりそうです。