長期的にどの国が有望か【投資】
こんにちは、ねこますた〜です。
GWの真っ只中でのんびりしています。
さて、投資についてなんだけど、投資って結局のところ利益を上げればいいと思うんだけど、そのやり方は色々ある。
あるいはどの商品に投資するか?とか
そんななかで今日は長期的に見てどこの国が投資先として有望かを考えてみたい。
結論
結論から言えば米国とインドの2カ国がいいと思う。
ただこの2カ国に触れる前に中国に関しての見解を書く。
GDP予測からすると、2030年には中国がGDPで首位に立っている可能性が高い。
が、しかし
どういうことかというと、中国の総人口が遅くとも2030年までにはピークアウトする影響が大きいからだ。
中国の生産年齢人口は2011年にすでにピークアウトして年々減少している。
日本に当てはめると高度経済成長期になる。
それと中国をあまり押せないのは中国=中国共産党だからだ。
国力を上げるには民間企業の力が不可欠だが、中国では民間企業が大きくなりすぎるのはリスクになる。
党にとって脅威になり得る対象には制裁を与えることになる。
かと言って国有化すると競争力はなくなる。
また、党と密接に結びつけばファーウェイのように米国から制裁を食らうリスクも生じる。
というか、その規模になるのを共産党が許すか分からない。
投資を考える際にどこまで政治状況を考慮に入れるのかは自分でもよく分からないが、投資という資本主義の際たるものと共産党一党独裁はやはり矛盾を孕んでいると思う。
中国はGDPで近々に世界一になるが、それも一世代ほどの事だから相当焦っているだろう。
この辺りまでを投資に組み込もうと考えると難しすぎるので、とりあえず中国への投資はほどほどでいいかな。
たぶん新興国投信はどこも似たようなものだろう。
米国
米国は今でも人気No1の投資国だろうが、これからもそうあり続ける可能性が高い。
GDPも堅調に伸び続ける。
もともと生産性が高くて人口も少しずつ増え続けるのは理想的だ。
アメリカの人口ピラミッドはビンの形をしていて若年層もしっかりいる。
リスクは過度な移民規制だろう。
インド
インドは2027年には中国を抜き人口世界一になる。
そして2050年代まで人口は増え続ける。
先ほど人口ボーナスの話をしたが、人口ボーナス期は株価が上昇する。
日本の場合はバブルも重なったからどうかと思うが、それでも人口ボーナス期の国を厳選して投資すれば軽く10倍は超えてくる。
株式でいうところのテンバガーだ。
インドは人口ボーナスが2040年くらいまで続く。
そして株価はまだ2倍くらいにしかなっていない。
インドの有望な点は人口以外にもある。
ソフトウェア産業の比重は世界で高まっているが、インドはそれにマッチしている。
良いものを安く作る物作りであれば英語云々は関係なかったが、ソフト主体になってくると国民が英語を理解しているのは強みだ。
あとは数字に強いのもいい。
優秀なIT技術者もたくさんいる。
僕はインド株だけの投信を1本持っている。
リスク取るなら
フィリピンが面白い。
フィリピンはこれから離陸するところなんで、もう50代の僕は手を出さないが、20〜30代だったらポートフォリオの分散で少し積み立てるだろう。
そして英語が公用語でアセアンの国なのもいい。
これがブラジルだと様相が違ってくる。
アルゼンチンなどは何回デフォルトしているのか?と思うし。
だから周辺国まで引っくるめて考えたほうがいい。
そこまで考慮すると巨大な経済圏なんだよなあ。
あとがき
サーフィンじゃないけど良い波に乗ることが大事。
潮も上げ潮の方がいい。
考慮すべき点は
- 今後も人口が増え続ける(人口ボーナス)
- 産業がある
- 公用語が英語
あと逆にやめた方がいいのは
- 人口が減る(人口オーナス)
- 資源国
資源国はやめた方がいいのは、資源に頼るからだ。
だがこの資源というのが厄介で、それは努力して手に入れたというよりも元々そこにあったものだ。
だから国や国民が努力して経済発展するのとは様相が違うと理解している。
サウジアラビアは石油産業以外を育てようと必死だけど、そうそう上手くいかないだろう。
だから資源のような幸運?で潤っている国に投資するのは危ない。
堅実にやるなら米国中心の先進国。
ポートフォリオ分散できるならインドなどの新興国もいいだろう。