お年寄りビジネス

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おはようございます、ねこマスタ〜です。

神奈川は花粉症の季節ですが、ポカポカ陽気で過ごしやすくていい。

北海道はこの時期首都圏の-10℃なので。

年々寒さが身に染みていたから暖かいのはありがたい。

さて、実家に帰って1週間が過ぎたんだけど、少しずつ気づいたことがある。

お年寄りビジネス

お年寄り相手のビジネスって介護がパッと浮かぶんだけど、それ以外にも色々あるのが母親と同居して分かった。

っていうか介護ってビジネスとしてそれほど美味しくないのではなかろうか?

だって働いている人の給料低いし。

だから人の入れ替えが激しくて、介護業界っていつも求人募集している。

僕が実家に戻って気がついたのは通販と宅配ビジネスだ。

テレビをつけると夕方までずっとお年寄り向けの商品宣伝のCMが流れている。

あるいは丸々番組として放送してたりする。

僕はテレビはほとんど見ないけど、お年寄り向け番組やCMが日中ずっと流れていることは知っていた。

が、しかし

果たしてそれがどの程度効果があるものかは考えたことはなかった。

だいたい現役世代であれば、日中にテレビ見て物を買うということはまずない。

ネットで買うか量販店に行くか。
メルカリなどを使う人もいるだろう。

そしたら、亡くなった親父が頼んでいた4枚刃シェーバーがジャパネットたかたから代引で届いたわけだ。

ありがたく使わせてもらっている。

他にも通販でグルコサミンやヤツメウナギや何とかエキスみたいな瓶がたくさんある。

これは全てテレビや雑誌を見て親が頼んだものだ。

世の中ITが重要視されてそれに向けて頑張っている企業は多いだろうけど、お年寄りってネット使ってない人が多いと思われる。

だからテレビや雑誌などを見て、電話やハガキで注文する人はかなり多いのではないだろうか?

やり方としてはアナログなんだけど、結構美味しいビジネスだと思った。

それに年取ると多くの人がボケてくる。

で、同じ品物を何度も買ってたりする。

僕が実家に帰ってきた時は、マドレーヌが大量にあった。

僕は好きだからいいんだけど。

親を見て思うのだけど、年取ると欲しいものを我慢するというのが難しくなるようだ。

でついつい買ってしまって、さらに買ったことを忘れてまた買う。

通販業界はおそらくお年寄りのこういう特性を把握しているだろう。

介護業界より儲かってそうだ。

もう一つは宅配ビジネス。

お年寄りは出歩けなくなるので、宅配はありがたいシステム。

でこれも結構いいお値段を取っている。

明細を見てみたらスーパーで売っている同じ商品の約2倍の値段設定だった。

僕は小まめに買い物に行くので解約した。

僕の家だけに宅配するのなら2倍の設定でも普通だろうが、ルートで何件も廻って宅配するからやはり美味しいビジネスだ。

こんな感じで実家に帰ってみて、お年寄り相手のアナログビジネス侮れんと思った次第。

今後この手のビジネスが廃れるかといえばそんなこともないだろう。

日本の人口は減るが、お年寄り予備軍はたくさんいる。

ネットを使うお年寄りは増えるけど、ボケてくるとテレビを見て電話して注文の方がおそらく簡単だ。

うちの親も以前はNHK以外全く見ない人だったのに、今では何でも見るしテレビ通販番組で物を買っている。

歳を取ると人は変わるようだ。

あとがき

まさか自分の親が一日何時間もテレビを見ているとは想像もしていなかった。

僕が実家にいた頃は、NHKの大河ドラマしか見てなかったのに。

今ではテレビを見ているか新聞・雑誌を見ているか。

健康寿命が尽きて出歩けなくなると、楽しみはそんな感じになるのかもしれない。

30年後の自分の姿なのかもしれないと思いつつ、ちょっとどうにかしたいものだと思ってしまう。