認知症の介護は疲れる

life

おはようございます、ねこマスタ~です。

台風が過ぎてまた関東も暑くなりました。

母親が言うには、終戦の日もこんな感じだったらしいです。

77年前の今日ですか。

認知症の介護は疲れる

そんな母親も今では認知症。

と言っても病院に連れて行ったわけではない。

が、しかし

数分前の出来事さえ忘れるし、食事をしたことも覚えてないから間違いなく認知症だろう。

他にも当てはまる要素がたくさんある。

僕は全くの素人だから当初はボケと認知症の違いも知らなかった。

今では母が認知症であることくらいはわかる。

でこの認知症の介護がすごく疲れる。

普段は問題ない。

3食たべてその合間に新聞・雑誌・テレビ・昼寝などしてのんびりした一日で終わる。

問題は家のトラブルを解決するときだ。

例えば庭。

35年ぶりに帰ってきたらすっかり庭は森のようになっていた。

住宅街の家なのに昼なお暗い鬱蒼と木々が茂った庭がある。

これを先日庭屋さんに来てもらって伐採したのだが、結局代金50万円超を僕が払うハメになった。

どうしてこうなるのか?

業者に電話したのは母だが、いざ伐採が始まると電話した覚えなどない・こんな業者に頼むつもりもないと言い出した。

これでは僕が払うしかないだろう。

同時期に水道管からの水漏れも発生。

かれこれ築50年近くになるが、当時の鉄製配管のままだった。

だから内部までびっしり錆びていて全取替することになった。

これも水漏れ時からすぐに母親と相談しながら進めたのだが、結局罵倒された。

出てけ!

庭にしても水道管にしても、家の問題を母親と相談しながら進めたにも関わらず罵倒される。

どうしてこうなるのか全く分からない。

仕事でいえば、お前はクビだと言われたようなもの。

何だかすっかりこの人の面倒を見ようという気持ちがどこかへ行ってしまった。

認知症介護をする家族がたどる4つの心理ステップ

認知症介護をする家族がたどる4つの心理ステップがあるらしい。

  1. 戸惑い・否定
  2. 混乱・怒り・拒絶
  3. 割り切り・諦め
  4. 受容

僕は最初の戸惑いや否定はなかった。

80代後半にもなれば認知症でもおかしくないと思っていたから。

なのでそこはすっ飛ばして第2段階にいきなり入った。

まさに混乱・怒り・拒絶という感情。

さらには第3段階の割り切りも入っている。

面倒を見ようという気持ちは全然湧かないが、淡々と炊事・洗濯・買い物ほかをこなしている。

正直バカバカしいと思いながらやっている。

この後に受容という段階があるようだが、これに行き着くには流石に公的な支援を受けないとそんな心理状態にはなりそうもない。

今の気持ちとしては、実家を売っぱらって介護施設にでも入ればいいんじゃないかぐらいの感じ。

今まで相続の手続きから始まって色々と家の中の問題を母親に相談しながら捌いてきたわけだけど、その度に常に罵倒されてきた。

なんかちょっと、やってらんない。

あとがき

認知症介護を自宅でやっている人は全国にたくさんいるだろうけど、つくづく大変だなあと思う。

僕なんか、どっか施設にでも入ってくれないかなくらいに思っているけど、ほとんどの人は辛抱強く介護しているのだろう。

友達は母親一人になった時、施設に入ってもらう一択で、僕が介護で実家に戻るのを大変だからやめた方がいいと忠告してくれていた。

確かに今の時代は必ずしも肉親が実家で介護するのが当たり前というわけではない。

というか、わざわざ実家に戻る方が珍しいのかもしれない。

とりあえず淡々とやっていくが、いずれにしても公的サービスにはどこかの段階で繋げないと益々大変なことになる。

なんか最近笑ってない。

一人暮らしの時は毎日笑って鼻歌混じりで自転車漕いでいたのにね。

変わるものだ。