一度手に入れたポジションは手放さないのが最適戦略

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おはようございます、ねこマスタ〜です。

全日本大学駅伝を見ながら書いてます。

親父の母校の中央と自分の母校の青学を応援。

青学はともかく中央が近年復活してきたのが嬉しい。

やはり古豪が頑張ると盛り上がる。

さて、今日は最適戦略の話。

日本は世界で埋もれていく

ここ30年ほとんど経済成長をしていない日本。

この先は明るいのかといえばそんなことはない。

団塊の世代が後期高齢者入りしたことで今後は人口減少がさらに加速する。

でも世界はどうかと言えば、経済成長を続けていくわけだ。

だから相対的に日本は世界の中で埋もれていく。

最近ようやく日本は現状維持でいい的なおかしなことを言う人がいなくなって少しマシになった。

だからと言って日本が浮上するわけじゃないが、経済成長しないのは貧しくなるという当たり前の認識は広まってほしい。

サラリーマン

これからは会社なんていつ無くなるか分からないのだから、サラリーマンなんてやってないで自分で起業した方がいい。

そんな意見がネットではチラホラ見受けられる。

別に間違っているとは思わない。

が、しかし

起業して軌道に乗せることができる人はごくわずかだ。

そんな才能を持っている人ばかりのはずがない。

僕はサラリーマンも自分で商売もした経験があるが、商売の方が圧倒的に難しかった。

会社が突然無くなる可能性より自分の商売が上手くいかない可能性のほうが圧倒的に高い。

子供たちのなりたい職業にサラリーマンと出てくる。

つまらないなと思う一方で現実的だなあとも思う。

ポジションは手放さないのが最適戦略

日本はスキルで動く国ではなくてポジションで動く国。

いいことだとは思わないがこれが現実だ。

その人の能力がどうのというよりも課長や部長の肩書きで仕事ができたりする。

大学で何を学んだかよりもどこの大学に通っていたかの方が重要だ。

ということは自ずと最適戦略は決まってくる。

そう、新卒一括採用でまともな企業の正社員になったのならそのポジションを手放さないことだ。

日本は世界でも有数の解雇しにくい国。

なので一度そのポジションを手に入れてしまえば安泰だ。

それこそ会社が潰れない限り。

だから50代の働かないおじさん問題は必然的に起こる。

別に会社が好きなわけじゃないがそこに留まることが最適戦略だからそうしているのだから。

そもそも能力のある人は起業もするし、スキルアップのために転職もするだろう。

だがほとんどの人にとってはそれらの選択はリスキーだから、今のポジションに留まった方がマシになる。

これは世界的に見ればかなりナンセンスなことだが、個人の最適解としてはこれでいい。

そこを変えるには日本も解雇しやすい国にするしかないが、そうなるとは思えない。

あとがき

かなり身も蓋もない話だったけど、民主主義と言いつつ社会主義的な日本ではポジションが大事だ。

だから就職氷河期の人たちは厳しい。

一括採用の時にたまたま不景気だった。

日本が解雇しやすい社会だったらこうはなっていなかっただろう。

出来の悪い社員が解雇されたところに氷河期世代の人が取って代わることが出来たはずだ。

だが、一度手に入れたポジションは手放さないのが最適戦略なので氷河期世代の人たちが入るポジションがなかった。

これは個人が最適戦略を取ると国の成長にとっては不都合なことになるいい例。

生産性が上がることもないだろうし経済成長することもないだろう。

僕は国の最適戦略は政治家や官僚が考えればいいと思っているので、個人はポジションを大事にしてプラス副業などに精を出せばいいと思う。