来賀友志氏追悼

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おはようございます、ねこマスタ〜です。

来賀友志氏が死去というニュースが飛び込んできました。

ほとんどの人にとっては知らない人でしょうが、麻雀好きならおそらく知っている。

来賀友志さんの名前を知らなくても天牌という漫画を知っている人は多いでしょう。

天牌

現在114巻まで刊行されていて、僕はちょうど今年2022年3月に114巻まで読み終えたところでした。

ジャンルとしては無頼ものになると思うけど、一人一人の人物描写がすごく丁寧で読んでいるといつの間にか感情移入してしまう。

闘牌シーンもそれほど現実離れしていなくて、思考を丹念に追っているのでリアル感がある。

ものすごく大勢登場人物がいるけど、人物を掘り下げて描いているので自然と覚えられる。

そして重要人物でも途中で死んでしまう。

この辺が現実世界と非常にリンクするというか、世の中は結構不条理だということを再認識させられる。

また、一敗地に塗れても再び立ち上がれることなど、天牌からどれほどエネルギーをもらったか分からない。

自分はゆるく生きているが、天牌の登場人物たちのような生き方に憧れる部分はある。

なにより精一杯生きている感じがいい。

麻雀

よくMリーグを観てるけど、麻雀をクリーンなスポーツとして世の中に広めていくのはいい。

Mリーグも打つの遅くないか?と思わなくもないけど、駆け引きなどは見応えがある。

が、しかし

漫画の世界では無頼ものみたいなジャンルは続いて欲しい。

全てがクリーンになってしまうのも味気ない。

味気ないというか嘘っぽいというか。

現実世界でダークなのは辛いが、漫画や本の世界ならいいと思うんよ。

あとがき

自分が歳をとってきたせいか、亡くなる人の年齢とあまり差がなくなってきた。

来賀先生とも10歳ほどしか違わない。

でもこれ、僕が歳をとったというよりは来賀先生がまだまだ若かったと言える。

自分のイメージだと漫画業界の人って寿命が短い気がするのだが。

徹夜作業とか多いんでしょうか。
座りっぱなしが良くないとか。

なんとなく自分は平均寿命まで生きるような気がしてるけど、でもそれって分からないよね。

気づかないだけですでに重病かもしれないし、事故であっけなく死ぬかもしれない。

そう思うと一日一日を大事にせねばいかんと当たり前のことに気づく。

天牌、まだまだ続きが読みたかった。