部分最適の罠
こんにちは、ねこマスタ〜です。
相変わらず睡眠負債を返済中です。
しかし我ながらよく寝れるな。
全体最適と部分最適
僕はたいてい何かをする場合、まず全体の流れや状況を把握するところから始めるので、タイプとしては全体最適に寄った方だという自覚はある。
一方、個別の事象をピックアップして考えるような部分最適みたいなやり方もあって、別にどちらがいいとかそういうものでもない。
今日は全体最適と部分最適のどちらがいいかみたいな話ではなく、かつて部分最適の罠に引っかかって大損こいたという話をしてみたい。
部分最適の罠
全体最適や部分最適というと会社とか組織をベースに語られることが多いかなと思うけど、僕が話すのは自分自身の失敗談です。
これまでも3回ほど全財産をすっ飛ばしていますが、そのうちの1回がまさに部分最適の罠にハマったパターン。
FXの自動売買です。
何十万もする自動売買ソフトを購入しました。
その時の気持ちはというと、これで放っといても億万長者になっちゃうかもです。
何十万か払ったら自動的にお金が貯まり続けるならみんなやるよね。
であっさり百万溶かしました。
ここで部分最適の罠なんですが、自動売買ソフトはある特定期間の実績を載せていたりします。
一応、注として将来の利益を保証するものではございませんとか書いてはありますが。
僕はわざわざ飛行機に乗ってFXセミナーを受けて自動売買ソフトを購入したので、不都合な真実は見えなくなってましたね。
セミナー参加者ってそうですよね。
っていうかそういう雰囲気でセミナーって進んでいきます。
FXの自動売買ソフトの場合、特定の期間だけにチューニングを施せばいくらでも利益を上げることは可能です。
つまり未来の成績は期待できないってことです。
僕が趣味で弄っている競馬ソフトでも同様なことが起こります。
あまり短い期間でチューニングすると全然使い物にならないシステムになります。
回収率140%のシステムができたと思っても、実際にやると赤字だったりします。
そんなことで、部分最適の罠って意外と身近にあります。
普通に話をしていても案外起こります。
話が噛み合わない
最初に話した通り、全体最適と部分最適のどちらがいいという話ではないんですが、部分最適の話をする時に気をつけておいた方がいい点はあります。
これだと周りの人もあぁなるほどみたいな反応になるけど、全体の状況をすっ飛ばして個別の事象をピックアップして正論吐いてもなかなかうまくいかないです。
そこだけ切り取れば間違ってないけどそれ言っちゃう?みたいな反応だったりね。
しゃべっている本人は正しいことを言っていると思っているからグイグイくるし。
周りはう〜んみたいな反応だし。
僕は同じような意見しか出ないよりはいいのかなくらいに思ってます。
ただ話はなかなか噛み合わない展開になりますねえ。
あとがき
たぶん詐欺師とかはこの辺りのことをよく研究しているんだろうなあと思う。
僕はすでに騙された人だけど、今後はもう騙されないと決まったわけじゃない。
それだけ部分最適の罠は強力だと思っている。
何しろ、その範囲に限って言えば正しいし事実だったりするからだ。
ここがある意味、意図的に部分最適を使う詐欺師の説得力のあるところ。
かつてあっさり引っかかった僕がいうのもなんだけど。