あなたたち!理科を好きになりなさい。好きになれば得意になります!
小5の時に理由もなくぶん殴られてから、先生という職業には全く信頼を置いていない僕ですが、個人的には好きな先生はいて、淳子先生もその一人です。
今日は自分の人生に影響を与えた言葉について書きます。
- そもそも先に好きになるなんてことがあるのか?
- キャラを作る
- 結果が出るとさらに結果が出る
そもそも先に好きになるなんてことがあるのか?
中学2年生の時の理科の担任で淳子先生という方がいまして、
その年いっぱいで定年だったので、中2の僕からするとおばあちゃん先生って感じだったわけですが、
その淳子先生が、最初の授業で言った言葉が
あなたたち!理科を好きになりなさい。好きになれば得意になります!
だったわけです。
「は?」って感じでしたね。
「好きになりなさい」ってのがもう全くわからなかったです。
おっさんになった今、この言葉を初めて聞いてもたぶん何の影響も与えなかったと思います。
が、しかし。
当時は素直だったんですよ。
「淳子先生おかしなこと言ってんな」って思ったけど、まじめだったから試してみることにしたんです。
キャラを作る
5教科のうちで、理科は嫌いな教科でした。
というか、好きな教科は社会だけだったですが。
とりあえず、「好きになりなさい」といわれたから、好きになってみようと思いました。
当時はキャラを作るなんて言葉なかったから、今の方がやりやすいのかもしれませんよね。
「俺、理科好きだから。」ってことに決めました。
理科好きなキャラって感じですかね。
しばらくして、このキャラ決めには不思議な効果があることに気が付きました。
勉強をしていても、以前なら理科とか好きじゃないからすぐやめたり、そもそもやらないんですよ。
だけど、「俺、理科好きだから。」ってことにしてるんで、「好きだからやるよね」みたいな流れになるんですね。
本当に好きってわけじゃなく、好きって決めただけなんだけど、なんというか、まんまと勉強しちゃってるというか。
完全に淳子先生の術中にはまったと思うんだけど、夏くらいから成績が上がり始めたわけですよ。
結果が出るとさらに結果が出る
成績が上がるとうれしいじゃないですか。
なので、理科は好きになっていきました。
正直、いつごろから「理科好きキャラ」から「理科好き」になったのかははっきりとは覚えていないです。
ただなんとなく、自然と置きかわった感じです。
「こんなこともあるんだ。淳子先生スゲー。」って感心しました。
理科は完全に得意教科に変身しました。
普通ならここで、「理科の成績上がったんなら、ほかの教科でも使えんじゃね?」とかなるところなんでしょうが、全くその発想になりませんでした。
ここが自分のどんくさいところです。
友達からも「お前、ねじ1本足りないよな。」みたいなことよく言われてました。
ほかの教科でも応用が効くと気づいたのは中3になってからです。
受験を意識しますからね。
よくよく考えてみると、理科も好きじゃなかったけど、そもそも勉強が好きじゃないんですよ。
なので、「俺、勉強好きだから。」ってことにしました。
理科での成功体験があったから、ものすごくうまくいきました。
この作戦で高校受験と大学受験を乗り切ることに、まあまあ成功しました。
MARCHや旧帝大に合格したので、僕の元々のポテンシャルからすると十分よくやったと自分で思います。
淳子先生のこの言葉がなければ、たぶん全く違った人生になっていたと思います。
最後に
「まず好きになる。」という方法は、今でもなんか不思議な感じがしているんですが、効果があります。
社会人になってからも、簿記や宅建の資格取得のさいに効果を発揮してくれました。
受験や資格取得を目指している人は試してみる価値があると思います。
やってみて損することはなにもありませんしね。