【VI】恐怖指数が高い乱高下する相場は投信に向いている
こんにちは、ねこますた~です。
コロナウイルス関連で相場が荒れてますね。
でもこれって投信を積み立てるにはいい環境ですよ。
投資信託は毎月決まった額を積み立てる投資の方法ですが、最近のようなパニック売りになるような暴落時の乱高下の環境ほど、投信には向いています。
その辺りをお話しします。
- 恐怖指数(VI)が高いほど相場は乱高下する
- 毎月積み立ててこその投資信託
- ドルコスト平均法は変動LOVE
- 長期の運用で複利効果を狙う
- 人は損をするように行動しがち
- 果報は寝て待て
恐怖指数(VI)が高いほど相場は乱高下する
先日ぼくは次のようなツイートをしました。
サイバーエージェント3600円で約定してた。
パンパシHD1700円はタッチせず。
第2波来るかもしれないからそのまま指しておく。投信は1日5日10日15日20日とバラバラに設定してる。
今月はいい感じで拾っている。— nekomaster (@nekomaster39) March 10, 2020
今日のテーマはツイートの下段、投信の部分です。
上段部分は関連記事で株は年に2回売買すれば勝てるがありますので、よかったら見てください。
恐怖指数は別名ボラティリティ・インデックス(VI)と呼ばれていて、ボラティリティは相場をやる人には略して「ボラ」といわれてたりします。「ボラが高い」とか「ボラが低い」とか使いますね。
つまり恐怖指数が高いとはボラティリティが高いという意味なので、相場が乱高下している状態です。
ただしこれ、高値でも起こります。
いわゆる高値波乱というやつです。
今回の話は大暴落して乱高下している状況を指しています。
毎月積み立ててこその投資信託
じつは投資信託というのは一括でも買えます。
60万円あったとして毎月5万積み立てると1年分ですが、一括で60万円買うこともできるということです。
ただ、このやり方は株式を60万円買うようなもので、投信を買うメリットは特にありません。
投資信託のメリットは毎月一定額を積み立てていくことにあります。
ドルコスト平均法は変動LOVE
ドルコスト平均法は資金を定額で定期的に投資する方法です。
ちょっと下の図を見てみましょう。
最初の図は、相場が全く動かなかった場合です。
実際には全く動かないなどありえませんが、わかりやすくしています。
3か月後の評価額は30万円です。
動きがないのですから当然こうなります。
では次の図はどうでしょうか。
相場が変動した場合です。実際にはこんなに変動はしませんが、こちらもわかりやすくしています。
3か月後の評価額は35万円です。上の図より5万円多くなっています。
これは高値では購入口数が少なく、安値では多くなるからです。
ドルコスト平均法の利点はここにあります。
つまり相場は変動したほうが評価額があがるということです。
ツイートで「いい感じで拾っている」と書いたのはそのためです。
長期の運用で複利効果を狙う
ちょっと古いデータですが、2018年3月末時点で投資信託を保有する個人投資家の半数近くが損失を抱えているという調査結果を金融庁が発表しています。
これとまったく同時期の確定拠出年金の通算運用利回りは2.8%でプラスです。
さらに同時期のGPIF(年金積立管理運用独立行政法人)の通算運用利回りも2.73%です。
また、平成に設定された純資産残高10億円以上の投信3300本の設定来の積み立てリターンは92%がプラスです。
なぜ個人投資家の成績は振るわないのか?
実は個人投資家の投信保有期間は3年強しかありません。
これにたいして確定拠出年金は60歳にならないと受け取れませんから、長期間積み立てることになります。
GPIFも2001年度から長期にわたって運用しています。
長期で積み立てるほど成績は安定します。
人は損をするように行動しがち
個人投資家の成績が振るわないもう一つの理由はこれです。
ここ最近、コロナウイルス関連で相場が高値から5000円以上下落というか暴落しましたが、この時期に投資信託を始める人ってどれだけいるでしょうか?
多くの人は相場が高いとき、もっと言うと楽観的なムードの時に投信を始めると思います。
ドルコスト平均法なのでいつ始めてもいいのですが、問題は今回のような大暴落で解約する人が出ることです。
つまり高いところで買って、安いところで手放すということになります。
たくさん買えてラッキーとマインドを変えましょう。
果報は寝て待て
投信に関しては、設定を済ませたあとはほったらかしにしておくのが最強だったりします。
投資に詳しい人は資金配分を調整したりもしますが、初心者であれば手数料が安いインデックス投信を買うのがいいでしょう。
ぼくは投信マニアですが、ほとんどはインデックス型です。
そして投信別に購入日をずらして設定しています。
まとめ
「人の行く裏に道あり花の山」という相場格言があります。
今回のケースに当てはめて言えば「人が売るときに買い、人が買うときには売れ」ということになります。
これを実践するのは難しいですが、ひふみ投信のように1月末で0.7%だった現金比率を日経平均が22000円台を保っていた2月25日に30%弱まで引き上げたファンドもあります。
今日は19000円台ですからそろそろ拾っているかもしれません。
投資の方法は時代によって変化しますが、人の心理はそうそう変わらないんじゃないでしょうかね。