FIREしようと思ったわけ

life 投資

おはようございます、ねこマスタ〜です。

秋晴れのいい天気です。

気温は27℃くらいまで上がりそうですが湿度が40%台なので過ごしやすい。

北海道はもうすっかり季節は秋です。

FIREしようと思ったわけ

僕はYoutubeに毎月の月末残高をアップしている。

これはブログに載せている内容をそのまま動画で説明している。

文字だとあまり余計なことを書くと重くなるが言葉だと短い時間で結構情報量を込められる。

だからブログの記事を補完するするような感じで動画を撮っている。

でコメントの中にこの金額でもFIREしようと思えばできるんですねぇというのがあった。

僕は人によりけりでしょうねと答えたのだがそこでふと思った。

どうしてFIREしようと思ったんだっけと。

僕は53歳でFIREした。

記憶は定かではないがFIREという言葉は50歳を過ぎてから知った。

ただ経済的に自由になりたいという思いはずっと持っていた。

小学生の時に定期預金金利は6%ほどあった。

その時親に言った覚えがある。

1億円貯金があったら利息で暮らせるねと。

小学生が言うセリフでもない気がするが当時の僕は日経新聞を毎日2時間読む子供だった。

利息だけで5〜6百万円あったら遊んで暮らせるじゃんと本気で思った。

そうなりたいものだと。

よく宝くじ当たったらどうするみたいな話があるけども。

あれをもっと具体的な感じで想像していた。

なのでFIREの資質はあったと思う。

別にFIREという言葉は知らなくてもそれ式な生活をしたいと50年前から思っていたのだ。

貧乏

その後社会人になってお金を貯めて自分の店を開いた。

が、しかし

詐欺で1千万円ほど失う。

必死に貯めたお金を溶かしてお店の運転資金は最初から底を尽いていた。

なんとか6年ほど頑張ったが当初の運転資金を街金から借りたダメージが大きくて結局お店は売却した。

まあ商才はなかったと思うんで遅かれ早かれ行き詰まっていた可能性は高いけども。

その後は街金の借金が残ったままバイトを3つ掛け持ちした。

休みは日曜日の午前中だけ。

こんな生活の中で思った。

経済的に自由になりたいと。

これって結局子供の頃に思ったことと同じだ。

1億円あったら利息で暮らせるねってのと。

もっともその頃には定期貯金金利はすずめの涙になっていた。

だから契約社員で新たに働き始めた時には方針は決まっていた。

投資だ。

これしか貧乏から抜け出す道はない。

で過払金返還なんかの手続きやらも進めつつ投資もしていった。

借金がなくなって投資が順調に行き始めてからは速かった。

資産が2千万円に到達するのに10年ちょっと。

でFIRE。

僕は貧乏を経験しているので資産2千万円越えでFIREすることになんの躊躇もなかった。

が、しかし

安定したサラリーマン生活をしている人であれば2千万円台でFIREできる人はごく少数だと思われる。

僕がYoutubeで人によりけりと答えたのはそのためだ。

バックグラウンドの違いがその辺如実に出るだろう。

僕はバイトを3つ掛け持ちしてもなかなか借金が減らない暮らしを経験した。

その結果生活コストがかなり下がった。

元々贅沢をしていたわけじゃない。

が、しかし

今でいうミニマリストみたいなことになっていた。

この生活スタイルは資産が増えても変わらなかった。

だから2千万円台でもFIRE出来たのだろう。

FIREしたら節約しなきゃみたいに思う人は1億あっても無理じゃなかろうか。

僕は過去が経済的に悲惨だったから今の状況にはすごく満足している。

コメントにはお金うんぬんより精神的にきつくなってきましたというのもあった。

僕は経済的な困窮を脱しただけで精神的にとてもハッピーなので問題ない。

スタートがものすごく低いと大抵のことはハッピーになるのだ。

なのでそこそこのお給料を稼いでいる人ほどFIREしにくいかもしれない。

あとがき

FIREする際に今の生活を維持できるかって視点があるだろう。

だとすると僕みたいに働けど働けどその暮らし楽にならずの人は。

借金がなくなって大して働かなくてもなんとかなる資産を築けたらそりゃハッピーですよ。

大袈裟に言えば生きているうちにそんな風になってみたいと思ってたわけで。

それが実現したならいうことないです。

貧乏を経験して良かったのはちょっとしたことでハッピーになれる。

僕は27000円の物件に住んでいるけれどとても気に入っている。

鉄筋コンクリートで温かいし暖房の効きもいい。
当然風呂もトイレもついている。
ベランダでメダカを飼うスペースもある。

が、しかし

それは今まで僕が家賃1万円ほどのところに住んでいたからかもしれない。

いやたぶんそうだろう。

つまりスタートが低いからちょっと良いだけでも嬉しい。

FIRE出来るかできないかって案外そんな感じのことが決めになるんじゃないかな。