習派にあらずんば人にあらず

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おはようございます、ねこマスタ〜です。

10月は急に寒くなってくるからあまり好きな季節ではありません。

気温の変動が大きいと身体が慣れない。

暑くても寒くてもそれが続けば結構慣れるもの。

一番いいのは5月くらいですね。

さて、先日中国共産党大会が閉幕しました。

新しい指導部の顔ぶれを見てパッと浮かんできたのがこれ。

習派にあらずんば人にあらず

日本には平家にあらずんば人にあらずという言葉がある。

今回の人事を見るとまさに習派にあらずんば人にあらずという感じだ。

習派でなければ出世できない。

最高指導部7人に入ると思われていた胡春華氏も入らなかった。

それどころか25人の政治局員にも残れなかった。

最高指導部は自分の子飼いで固め、距離のある人物は降格という露骨な人事には正直驚いた。

日本で言えば内閣を全員岸田派で固めてしまったようなものだから。

これで上手くいくと考える方が難しい。

ただ別の角度から見るとこういうことは珍しくはない。

隣のロシアもそうだ。

プーチンの周りにいるのはイエスマンばかり。

他にも独裁を敷いている国の状況は似たり寄ったり。

なのであることはある。

が、しかし

経済的にそれで上手くいくかというと全く別問題。

独裁的な国で経済がうまく回っているというのは聞いたことがない。

中国は共産党の一党独裁だがその中にも色々な派がある。

例えば今回降格した胡春華氏は共産主義青年団の出身だ。

李克強氏や胡錦濤氏は先輩にあたる。

だが習主席は共産主義青年団が嫌いだと言われているし、今回の人事を見ているとそれは間違ってないと思われる。

が、しかし

共青団は8000万人以上の団員がいる。

これを排除してうまくいくのだろうか?

子供の頃から共産党エリートとして育ってきた彼らを排除するのが得策だとはとても思えない。

今回任期前に退任した李克強首相は有能な人だったと思う。

胡春華氏も有能だという評判だった。

そのようなグループを排除するのはどうかなあと思う。

日本にもかつてお友達内閣と揶揄された政権があったけど。

僕が思うに、習主席は最高指導部を身内で固めて4期目そして党主席を復活させると見ている。

つまり終身制だ。

社内政治を見ているようだ

企業もののドラマで社内政治に長けた人ってのが出てくることがある。

専務派と常務派で社内抗争を繰り広げているみたいな。

習主席はこれに長けている。

今回の人事を見れば圧勝したことが分かる。

自分の子飼いで周りを固め、年齢制限も取っ払って3期目に突入した。

ただ往々にして、社内政治に長けた人が会社経営に長けているとは限らないということだ。

確かに習主席に権力は集中したが、中国という国の成長はどうかというとまた別問題になる。

自分に忠誠を尽くす身内が適材適所だとは限らない。

この辺が不安材料だ。

しかも諫言する人も見当たらない。

だから間違った方向に行けば修正が効きにくい。

GDPはどうなる

IT企業や教育関係企業への締め付けや厳格なゼロコロナ政策など、経済にはマイナスの施策を打っている。

以前は中国のGDPが2028年ごろに米国を抜くと言われていたが、最近では2030年以降に予測がずれた。

経済学者によっては中国は米国を抜くことはないという人もいる。

中国の経済がかつてほどの成長力を失っているのは事実だ。

元々の予想でも中国が米国を抜いた後、2050年頃にはまた米国が再逆転すると言われていた。

だから中国の天下も一瞬といえば一瞬。

しかも人口減少が予想より前倒しして始まった。

国有企業を優遇する経済政策といい、案外中国の成長は鈍化してそのままかもしれない。

そうなると逆に残された時間は少ないから台湾は非常に危険になる。

中国が世界一のGDPを誇る期間が10年程度しかなければ、その間に台湾問題の決着を付けに来るんじゃないか。

日本はその辺のシミュレーションをしているのか分からないが、どのみち遺憾の意を出すだけなんだろうな。

あとがき

日本にとってこの状況はどうなのか。

ちょっと予測できない。

ただ戦狼外交は続けそうだから日本を含め、西側諸国と良好な関係になることは考えにくい。

習氏は鄧小平よりも毛沢東寄りに見えるので付き合うのは難しそうだ。

結局中国・ロシア・北朝鮮と危険な国に囲まれた日本の状況は厳しいままということ。

最近沖縄の選挙ではオール沖縄の負けが込んでいるが、この辺も外部環境の変化を有権者が敏感に感じ取っているのかもしれない。

周りが変化すればこちらも変化する。

これはある意味当然のことだ。