悪い円安で将来アルゼンチンみたくなるかも

life

おはようございます、ねこマスタ〜です。

毎日タケノコ掘ってます。
庭のタケノコ

お味噌汁に入れたり筍ごはんにして食べてます。

これがうまい。

流石に10本くらいは掘ったから今期は終わりかな。

ていうか庭にタケノコが次々出てくるってなんなのか。

さて円安です。

それも急激に円安に振れております。

日米の金利差によるって説明されているしそれで合っていると思うけど、根本的な部分では日本の国力が落ちてんじゃね?と思ってます。

悪い円安

今までは円安になると製造業の輸出が伸びてイイねぇってなってたけど、最近はそうでもない。

多くのメーカーが海外進出してそこで作ってるから円安になってもさほど恩恵がなくなった。

逆に原油や天然ガスはそのまま価格上昇が響いている。

だから輸入品の価格は上がるけど給料は上がらない。

結果家計は苦しくなる。

企業が潤って巡りめぐって従業員の給料も上がれば良いけど、そういう流れにはなっていない。

損する人が多くて得する人がほとんどいないのだから悪い円安だろう。

国力

ドルの金利上昇に対して円は相変わらず緩和政策を続けているから、その金利差で円安が引き起こされている。

だいたいどの媒体を見てもこのような説明だ。

短期的には正しいと僕も思う。

が、しかし

長期的には為替は国力を反映していると理解している。

断っておくがこれは僕の独断であり勝手な見方だ。

Let’GoldさんのWebからドル円長期チャートを引用してみる。
ドル円長期チャート

元々ドル円は360円だった。

それが円高時には最高80円割れまで円は買われた。

円が80円を切ったのは1995年と2011年。

チャートでは2番底をつけて以降円安の流れになっている。

で、この長期チャートの結果は金利差で説明するのには無理がある。

僕は国力で見ている。

日本は戦後一貫して成長してきた。

だから変動相場制に移行したら上昇下落を繰り返しつつも基本円高に振れてきた。

ジャパン・アズ・ナンバーワンが出版されたのは1979年。

そして1980年代は日本の黄金期だ。

1991年にはバブルが崩壊し1995年には最初の80円割れが起きる。

この円高はバブルは崩壊したが日本の製造業が強かったからだと理解している。

その後強いドルを掲げたルービンさんが財務長官になったのもあって円安に進むも、2011年には2度目の80円割れが起きる。

日本はすでに失われた20年なんて言われていたけど、リーマンショック後で世界がふらついていた時に円は安全資産だったので買われた。

なぜ安全か?

それは日本が世界最大の債権国だからだ。

今でも日本は30年以上連続して対外純資産残高が世界一になっている。

これが2番底をつけた理由だろう。

が、しかし

80円割れはこれが最後だと考える。

なぜなら国力の衰えは隠しようがないからだ。

すでに失われた30年と言われて久しい。

2050年には人口も1億を切っている。

これで円が強くなると考える方が難しい。

さらに長年トップを守ってきた対外純資産残高もそろそろドイツに抜かれそうだ。

だから円が安全というイメージも薄れてくるだろう。

いや、すでにそうなっているのかもしれない。

相場なので上下に振れつつも基本円安方面に向かうと推測する。

アルゼンチン

かつて先進国でありながら今では途上国というポジションの国にアルゼンチンがある。

第二次世界大戦までは間違いなく先進国だったがその後は落ちていく一方だ。

何回デフォルトしたんだっけ?と思う。

為替もダダ下がり。

国力が落ちると通貨も安くなるといういい例。

僕は日本もおそらくこうなると踏んでいる。

日本は国の借金も大きいのでインフレになると返済が大変だ。

だから金利は上げたくないがそれだと円安になって輸入品が軒並み高くなって生活苦が進む。

最悪インフレだけど給料も上がらず景気も悪いというダブルショックになるだろう。

国力が落ちてくるとそうなりやすいと理解している。

打つ手がないから。

貧すれば鈍するだろう。

本当は体力があるうちに政治に手を打ってもらいたいがどうだろう?

現状をズルズル維持できればいいんじゃん?という雰囲気を感じる。

実際は維持できていないのだけど。

ただまあ途上国になったアルゼンチンに魅力がないかといえばそんなことはない。

物価が安いから観光客には人気あるし、歴史があるから文化・芸術・食なども素晴らしい。

だから日本がアルゼンチン化しても自分は資産を持っている状態にしておくことが大事だ。

資産

長期的に円安だと思えば資産をどうするかの答えも自ずと出る。

円資産は少なめにだ。

僕の円資産は現金と日本株で合わせて35%。

ほぼ3分の1といったところ。

これくらいで十分だと思ってる。

このさき円がどこまで安くなるか分からないが、200円まで行っても別に驚かない。

そうなると円資産はさらに目減りするから、いそいそと国外資産に積んでいく。

どの株を買うとかそんなことよりもポートフォリオの資産配分をどうするかの方がたぶん重要。

あとがき

日本の将来には国力という点では悲観的だが別に自分を悲観する必要はない。

国が衰退するのと自分は別だ。

商売を始めた時に師匠に言われた。

お店がうまくいかないのを景気のせいにしてはいけない

見方を変えれば日本は安いわりにサービスも行き届いている国だ。

だから小金持ちくらいになっておけば十分に楽しく暮らしていけるだろう。

まぁこれも僕の寿命があと30年くらいと踏んでいるからなんだけど。

今の未成年だと100歳まで普通に生きる時代になっているから、その頃の日本は人口も5000万人切っていそうだし厳しいかもしれない。