出生率は可処分所得が増えないと回復しない

life

おはようございます、ねこマスタ〜です。

今日は久々の雨。

畑には良い恵みになりそうです。

全ての作物が勢いよく育ってきて世話が大変になってきました。

とりあえずイチゴは毎日食べていて、レタスと大根を収穫中です。

保存がうまくできればかなり自給自足っぽく出来そう。

魚は釣ってますし。

出生率は可処分所得が増えないと回復しない

少子化の話って連日のように聞く。

それだけ日本も切羽詰まっているってことだ。

ただもう手遅れだ。

なぜなら出産適齢期の女性の数はどんどん減っているから。

だからせめて出生率だけでも上げないとってことだけど。

思うんよね。

出生率って可処分所得が増えないと回復しないっしょ。

子育て政策打ったって根本的な解決になるとは思えない。

東京大学のデータによると男性の年収300万円以下では62.8%が子供を持っていない。

これが同じく年収600万円以上になると子無しは20.0%に減少している。

素人でもなんとなく結果は分かっていることだがちゃんとデータとしてある。

でさらにいうと高収入の人ほど子供を持っている割合が多く、また3人以上の子供がいる割合も多い。

だから出生率は可処分所得が増えないと回復しない。

失われた30年で給料は横ばいだが、税金や社会保険料で引かれる割合は増えた。

だから可処分所得は減ってきている。

最近では5公5民なんて言われてる。

これでは少子化は止まらない。

医療費は全国民3割負担にすれば社会保険料の抑制になると思うけど無理なんだろうなぁ。

本当はそういうとこにメスを入れていかないとダメなんだろうけど。

選挙の当落は年配者の票しだいなので、この先何十年も人口を減らすような政策をとり続けることになるだろう。

だって常に年配者が社会の多数派だから。

移民

少子高齢化を食い止めるために移民を入れろという議論がある。

確かにこのままだと日本の国力は衰えていく一方だけど、重要なのは国のGDPじゃなくて国民一人当たりの所得じゃねと思う。

GDPなんかはそもそも人口の多い中国には敵わないわけだし。

問題はそこじゃなく一人当たりの所得が増えてないことだろう。

で移民なんだけど。

ちょっと前のブログにも書いたけど、日本の会社って従業員を人件費としてみているよね。

人材として評価している企業ってどれほどあるのか。

だから人件費を安く上げたいがために実習生という名目で外国人を雇っている。

実際に実習生だと思っている人なんてほとんどいないだろう。

安く雇うための方便だと誰しも気づいている。

自民党は保守なので元々移民には慎重なのだが、支持母体の中小企業経営者は外国人を安く雇いたい。

だから現状のようなことになっている。

語学研修で来日してるはずが学校には来ていないなんてことも起こる。

そんな感じで正式には移民として受け入れてはいないが、なんとなく外国人が増えている。

結果、安い賃金で働いてもらって経営者は万々歳。

日本人の所得は上がりにくくなる。

それが3年ほどのコロナ禍で外国人労働者の供給が絞られた結果、パート・アルバイトの時給が急激に上がっている。

需要と供給の関係からして当然そうなる。

でこれが本来の姿だと思うわけ。

だから移民政策は慎重になったほうがいい。

やってみてダメだったらやめようってことが出来ないから。

ていうかすでに世界の他の国々を見ていて結果は出ているんじゃないか。

米国は移民国家で活力があるってのはその通りだが、原動力になっているのは移民がマイクロソフトやグーグルのCEOになるような国だからだ。

日本がそうなるとは思えない。

安い労働力として見るだけだと負の側面しかないだろう。

あとがき

人口を維持しなくてはならないって前提がどうかと思う。

北欧3カ国の面積は日本と似たり寄ったりだが人口は5百万〜1千万ちょっとくらいだ。

一番多いスウェーデンでも日本の十分の一もいない。

じゃあ北欧は貧しいのかといえばそんなことはない。

だから日本もわざわざ安い労働力を外国から引っ張ってくるよりも給料を上げて一世帯あたりの収入を上げるようにした方がいい。

研究によると人間の幸福度は800万円がピークらしい。

だからそのくらいだと出生率は上がるだろう。

東大のデータとも整合性があるし。

今みたいに非正規で年収300万円ありませんじゃ幸福度は低いだろうし子供を持とうとも思わないだろう。

日本はケツに火が付くと変わる国だと思っているけどどうだろう。

とっくに火がついていると思うのだが。

解決策は移民ではなく、所得を上げて失われた30年を終わらせることだ。