9月のFOMC通過

投資

こんにちは、ねこマスタ〜です。

ようやく朝晩は涼しくなってきて過ごしやすくなりました。

北海道だとTシャツ1枚なのは年に3日くらいだったけど、神奈川では3ヶ月はOK。

僕の感覚だと5〜9月は夏ですね。

さて、昨日9月のFOMCが終わりました。

それを受けて市場は下落しています。

9月のFOMC通過

9月15日に今が最大の山場と書いたけど本当にそんな流れになってきた。

9月のFOMCは市場予想通り0.75%の利上げだった。

が、しかし

折込済みの流れだったにも関わらず市場は下落した。

市場予想の中には1%の利上げを見込む向きもそれなりにあったから、通常だと0.75%で無事通過すれば市場は上がることが多い。

だいたいFOMCが終わると上がることがこれまでも多かった。

ではなぜ今回は下落したのだろう?

それは先の見通しにある。

市場の大勢は9月0.75%11月0.5%12月0.25%というのが多かった。

が、しかし。

FOMCでの声明では22年末には金利が4%を超えることが示唆された。

現在が3〜3.25%なので市場予想だと利上げ幅が足りない。

それで11月0.75%12月0.5%という予想に切り替わった。

つまり事前の予想より0.5%ほど上方修正されたことになる。

これでFRBはインフレに対して今後も強い姿勢で向き合うことが再確認された形。

そのため市場は下落した。

その流れを受けて日本も下落している。

ユーロ・ドルもパリティ割れで不穏だ。

ドル円も再び円安方向に向かう可能性が高い。

今後の流れ

11月のFOMC前に出てくる各種インフレ関連指標が重要だ。

それなりに数値が落ち着いて来れば問題ないだろう。

エネルギー・住宅関連はピークアウトしたようなのでそんなにおかしな値が出てくることはないと思われる。

計算外だったのはコロナ関連で政府がお金を配ったせいで、しばらく働かなくてもいいor予定より早く引退する人が多かったことだ。

これが各所で人手不足を引き起こして人件費が軒並み上がっている。

時給4000円でも人が来ないとニュースになっていた。

ただこれも、この先不景気になるのではという世間の雰囲気になってくると職場復帰する人が増えてくると予想する。

いずれにしても11月と12月のFOMCで利上げのピークが見通せるとの予想はそのまま。

そして利上げのピークが固まれば相場も底打ちするだろう。

それまでの間、どこまで下落するのかが問題だ。

日経平均で3月の安値を割り込まなければ、のんびりしていてもいいだろう。

あとがき

2023年の市場は上がると予想していた人は結構多かったが今のところ2023年まではダメそうな雲行き。

不景気になったから株価が下がるというわけではないが、というか株価は先取りするので不景気の最中から上がることも普通にある。

が、しかし

これから本格的に不景気になるかもしれないという状況では上がる見込みは薄い。

そういう意味で2023年もパッとしないだろう。

ただしインフレがいい感じで沈静化したり、ウクライナ情勢が民主主義陣営にとって良好に推移すれば市場はすぐに反応するはずだ。

でもそれを正確に把握するのは現実的ではない。

だからそういうシナリオになれば素晴らしいということを頭に入れておいて、実際にその時が来たら行動するってことになる。

ちょっと現金が欲しいところだ。