机上の人にはなりたくない
夏だというのに、スカッとした天気のいい日があまりない今年。
今日もどんよりした曇り空の下、無観客の中央競馬を見ています。
こんにちは、ねこますた~です。
机上の人とは
机上の人って言葉は自分が勝手に思っていることで、机上の空論をこねくり回してばかりいる人って意味なんですけど、そんな風にはなりたくないと20代の頃に漠然と思いました。
大学時代までは受験や日々の勉強などのインプット主体で、それが当たり前だったりするのでそもそも自分が頭でっかちになっていることすら気がつかないわけで。
まあ、学生時代は仲間で飲んでいる時とか語っていましたよ。
意見や考えも全然合わなかったりして。
だけどお互いに経験もたいしてないみたいな。
別にそれが悪いとも思わないし、10代でたくさん経験値を積んでいるなんて方が珍しいとも思う。
オウム真理教は高学歴の若者が大勢信者になったけど、それも分かる。
だって理屈が正しいと認識させられればあっさり落ちそうだから。
そしてさらにその先に行くだろうと。
机上の人の話に戻るけど、社会人になってある程度の経験も積んできて思ったのは、理屈だけグダグダ言う人にはなりたくないなと。
身体感覚が大事
頭だけで考えていると速いし簡単なんですよ。
理屈だけだとどこまでも行けて、あっさり結論まで出てしまう。
まあ、居酒屋トークならこれでいいんだけど、実際に何かをするとなれば時間がかかるわけで。
理屈と実際の動きがかみ合わないというかね。
だから仕事なんかだと理屈先行で決めたことが実行されると、現場のこと何もわかっちゃいないみたいな反応になる。
かなりの確率でそうなる。
身体感覚の話に戻すと、今は情報過多だから脳がどんどん処理する。
で、わかった気になる。
けれどもけれども、これだと全然身体が追い付いていないと思うわけ。
新型コロナ関連などは連日ニュースでやってるし、結構な情報量を処理していて、自分も含めて多くの人がにわか評論家みたいになっていると思う。
こういう現場の生の声をじかに聞くと、頭だけじゃなく、身体にも染み込んでいく感覚がある。
商売はいい経験
商売を始める時に師匠にこう言われた。
言葉より行動だよ
by 師匠
それまで銀行員の経験もあったし、言葉の意味は分かったけど本当の意味は実際にお店を始めてから分かった。
商売人って言葉巧みな人が多いんですよ。
それでついいい気分にさせられるんです。
言葉ではいくらでもカッコいいこと言えるから。
なので言葉ではなくて実際の行動を見るようにすると、その人がわかります。
何を言ったかよりもどう動いたか。
この人はあの時どう動いたみたいなのを結構こまかく覚えておくと、どこまで仕事を任せられるかを決めやすいです。
言葉メインだと、自分を大きく見せることが可能ですしね。
判断が狂う元です。
商売の話に戻ると、「美味しかったです、また来ます。」というお客さんはまず次は来ない。
常連になった人はそんなこと言わずに普通に来る。
身体で学ぶことは多いし、心と身体を分けない感覚は大事だと思う。
あとがき
若い頃はインプット優先で、理屈先行になりがち。
これが社会人になると仕事でアウトプットを要求されるからバランスが取れてくる。
その過程で自分は理屈コネコネの机上の人はいやだなあと思いました。
口ばかり達者ってやつね。
それで自分の理屈通りにいかないと怒ったりする。
サービス業やってるけどその手のクレーマーはホント勘弁だし。
自分がそうならないように気をつけなけなきゃと本気で思います。