投資リテラシーの有無が人生に与える影響は加速度的に増していく

投資

おはようございます、ねこマスタ〜です。

今日は気温もプラスでそれなりに晴れてます。

晴れと曇りだと体感温度がだいぶ違うんですよね。

こんな日は買い物日和です。

新NISAはじまる

新NISAが始まって半月が経過した。

この間の動きはどうだったか。

米国は平穏。

日本は好調。

日経平均は一時36000円台に乗せた。

つまり悪くない。

が、しかし

新たにNISAを始めた人たちからはこんな声が聞こえてくる。

投資ってこんなにしんどいものなの?

特に暴落があったわけじゃない。

それなのにどうしてしんどいのか?

どうやら値動きが気になってしょうがないらしい。

特に含み損が表示されるのは辛いようだ。

ネット上では投下資金を減らすようにアドバイスするものが多い。

確かにそうだ。

自分の手に負える範囲で投資するのが基本だ。

が、しかし

それが原因ではない可能性もある。

どういうことか。

僕は投資で何度も失敗して資産を0にしている。

最大だったのは500万円→0だ。

そんな経験を何回かして資産の増減に対する耐性をつけていった。

だから2021年10月末の2725万円が2022年12月に1962万円になった時も慌てることはなかった。

この時は750万円以上資産が減っている。

一方で僕は100円の単勝馬券で興奮する。

つまり投資で資産が100万円減少しても全く動じないが競馬で1万円も負けたらすごく落ち込むということだ。

話を元に戻すと

新NISAで今回初めて投資をした人はちょっとした含み損への耐性がない可能性がある。

これは単純に金額の問題でもないわけだ。

確実ではないことへの不安とでも言ったら良いのか。

普通は自分の時間を提供してお給料をもらう。

サラリーマンならそれで月々の給料は計算が立つ。

よっぽどの歩合給制でもない限り金額の変動はない。

が、しかし

投資は金額の変動があるどころかマイナスになることさえある。

この初めての経験に面食らう人が出てくるのは当然かもしれない。

新NISAを始める前はオルカンやS&P500に積立すればいいと思っていたかもしれない。

理屈としてはそれでいい。

敗者のゲームを持ち出すまでもなく、インデックスファンドを淡々と積み立てて行けばいい。

理屈だと年率5%くらいで成長しそうだし。

が、しかし

この5%というのは毎年5%で成長するというわけではない。

40%くらいの年もあれば-20%くらいの年もある。

ならせば5%程度に落ち着くという意味だ。

頭ではわかっているだろう。

勉強熱心な人は価格の上下動はドルコスト平均法の効果が発揮されることも理解しているはずだ。

が、しかし

それでも含み損を目の当たりにすると耐えられない。

果てしなく下落するのではという気持ちに駆られて安いところで手放す人も現れる。

日本人の投信保有期間が3年に満たないのはこんなところにも原因はあるだろう。

投資リテラシー

投資リテラシーとは投資で成功できるための知識・能力のことだ。

知識は持っている人は多い。

それでも稼働しているNISA口座は成人人口の1割強というところだ。

だがこれだけでも投資をしていない人とはだいぶ違う。

失われた30年時代はデフレだったから預貯金でもよかった。

増えはしないが減りもしない。

もっとも、この期間コツコツ投資していた人は30年あれば一財産築いているだろう。

だが今後は緩やかに物価は上がる。

ていうかすでにそうなっている。

だから預貯金のままだと資産は目減りしていく。

日本円は円安なのでドル建てだとかなり目減りしている。

だから資産を増やすあるいは防衛するのであれば投資はしたほうがいい。

が、しかし

ちょっとした値動きや含み損でメンタルが参ってしまう人が出てくる。

僕は何度も失敗して乗り越えたが投資を止める人もいるだろう。

分かっているのと出来るのは違うのだ。

日本人は勉強熱心なので知識は持っているが実践の方が問題なのだ。

そして相場の値動きなんてこれまで真面目に人生を送って来た人ほど縁がない。

不確定要素の塊だから。

ここを克服しない限り投資はうまくいかない。

あとがき

日本人は世界でもトップの不安遺伝子保有率だ。

2/3が不安遺伝子であるSS型になる。

暴落事でもないのにちょっとした値動きや含み損で不安になる人はこれだろう。

だから僕は新NISAである程度投資を始める人は増えると思うけど米国みたいにはならないと思う。

そして何十年後かには新NISAを最大限活用した人たちと投資を全くしていない人たちで資産の差が顕著に出てくるだろう。

同じような収入でも投資をする・しないでものすごい差がつく世の中になっていると予想する。

知識だけじゃダメで実践力も伴わないといけない。

今後は投資リテラシーの有無が人生に与える影響は加速度的に増していく。