社内政治型トップの限界

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おはようございます、ねこマスタ〜です。

今日は久々に最高気温がプラスになるようです。

北海道に来た当初は雪が新鮮だったけどもういいわ。

なるべく降らないでほしいと毎年願ってる。

寒さには案外適応するんよね。

徐々に気温は変化するから。

が、しかし

雪があると自転車乗れないから不便。

なので雪は少ない方がいい。

社内政治型トップの限界

総裁選の際に総理になってやりたい事はと聞かれて人事と答えた岸田首相。

中学生になぜ首相を目指したのかと聞かれて日本で一番権限の大きい人なのでと答えたのも岸田首相。

この二つのやり取りでわかるのは岸田首相が典型的な社内政治型トップということだ。

一番権限の大きい人が人事をやる。

言い換えれば自分に有利な人事をするということだ。

そして当初からそれを目指していた。

日本という国をどうするという話ではなかったのだ。

なんてこった。

が、しかし

この手の話は決して珍しくはない。

なぜなら日本の周辺国にもそんな国はごろごろしているからだ。

お隣の中国はもっと手が込んでいる。

習派にあらずんば人にあらずでも書いたけど、習近平氏はもっと徹底している。

最高指導部や政治局員はほぼ習派で固めている。

日本でいえば内閣全員岸田派みたいなものだ。

さらにライバルになりそうな人材は降格や処罰されて徹底的に排除されている。

でその結果中国はどうなったかということだ。

パッとしない。

2027年にはGDPで米国を抜くと言われていたがそれもなさそう。

っていうか米中逆転そのものがないかもしれない。

IT企業がでかくなって中国共産党の潜在的脅威と感じたら徹底的に抑えつけている。

アリババやテンセントが時価総額でGAFAに伍していたのは遠い過去の話だ。

自分の権力を保つためなら国の発展さえ犠牲にする。

すげえなと思う。

が、しかし

これってロシアも北朝鮮も同じだ。

プーチンや金さんの権力保持のために国民は多大な犠牲を払っている。

その不満が自らに向かないように情報統制やプロパガンダをやっているわけだ。

力の入れるところが違うだろうとは思う。

ただこれも外国の話であれば別にいいやなのだけど。

岸田首相もその手の人だよね。

目標が自分の権力維持なのが透けて見えるから国民の支持も得られない。

日本は中国・ロシア・北朝鮮ほど情報統制は効かないので岸田さんは隣国の独裁者たちのように長期政権とはいかないだろうが。

もっとも日本のマスコミは先進国では最低レベルだと思うけどね。

いずれにしても自分が一番でそのために活動してきたような人がトップになっても国や会社の運営はうまくいかないだろう。

見てる景色が違いすぎる。

勝海舟や坂本龍馬みたいな人はいない

明治維新の時分には日本をどうするみたいな視点で物事を捉えていた人がそれなりにいた。

勝海舟や坂本龍馬などはその典型だ。

別に世に知られていなくても日本の行く末を案じていた人は結構いたはずだ。

が、しかし

いま世間を賑わしているのは派閥のキックバック問題だったりする。

なんだろう。

ショボすぎる。

失われた30年とか言われて人口減少も加速がついてきてかなり日本って崖っぷちだろう。

でも庶民からはお金を巻き上げるけど自分たちはキックバックで美味しくやりますよってさ。

さすがに日本は国としてはいよいよやばいモードに入ってきた感がある。

この手の裏金とかって腐敗した途上国でよく起こることだから。

つまり国は信用できないけど自分の生活はどうにかしなきゃいけないってことだ。

お上が何とかしてくれる的な長い物には巻かれろ思想は墓穴を掘る可能性が高い。

これまで日本は追い込まれると人材が出てくる国だったがそんな感じもしない。

あとがき

人材が出てきそうもないのは人口構成がかつてのようにピラミッドではないというのもある。

若者が多数を占める国はそれだけで活力がある。

が、しかし

今や日本人の平均年齢は約50歳。

若者の割合は非常に小さい。

世の中を変えていく動きを作り出すのは容易ではないだろう。

人口構成は今後も2100年くらいまでずっと変わらないのでかなり未来は厳しい。

何かエポックメーキングな出来事でもなければ高齢者優先の政治は変わらないだろう。

多くの若者が日本に絶望して米国・東南アジア・オーストラリアなどに移住するくらいの動きがあればひょっとして変わるかもしれない。

逆にいえばそれくらいの強烈なことが起きないとこのままずるずる失われた何十年ということになりそうだ。

自分にできる事はなるべくマシな政治家に1票入れることと自分の生活防衛をきっちりやることだ。