NISA経験者にとっての新NISA
2014年から(一般)NISAが始まって7年目に入りました。
2024年から新NISAに移行しますけど、変更点がいろいろありますね。
NISA経験者から見た新NISAについて書いてみます。
おはようございます。ねこますた~です。
ぼくはNISAが始まった2014年からやってまして、それが下の図です。
松井証券でのNISA投資状況です。
2019年までがNISAで2020年はつみたてNISAをしています。
同じ年に両方はできませんね。
資金のなかった2015・2017年は投資していません。
もったいなかったなあ。
もくじ
- (一般)NISA
- 新NISA
- ロールオーバー
- 新NISA1階部分のロールオーバー
(一般)NISA
現行のNISAは2023年で終了です。
120万円の枠があり、上場株式・投信・ETF・REITなどが買えます。
ぼくも2019年はけっこう枠いっぱい使っています。
ブログの中にNISAの記事がありますので、よかったらどうぞ。
ということは、もう今から新NISAの仕組みを知っておいた方がいいですよね。
新NISA
新NISAの期間は2024年~2028年までです。
これ以降はつみたてNISAだけになる予定です。
NISAでは120万円の枠がありましたが、新NISAでは122万円になります。
トータルでは2万増えています。
が、しかし。
そしてこの1階部分の20万円は「つみたてNISA対象商品限定」です。
なので、一般NISAと同じように投資できる部分は新NISAの2階部分の102万円になります。
下の図のようになります。
さて、新NISAでも2階部分しか使いたくないなあという人はいると思います。
それ、できます。
一般NISAで投資している人(1階部分を利用しない届け出必要)
- 2階部分のみ投資できる。
- 枠は102万円
- 個別株だけ
すでにNISA経験者であれば、証券会社に届け出をしておけば、2階部分だけの投資ができます。
ただし注意しておく点として、個別株しか買えません。
投信・ETF・REITは買えないので気をつけてください。
一方で、せっかく非課税枠あるんだから1階部分も使うという人もいるでしょう。
1階・2階部分両方に投資する人
- 1階部分に先に投資しなくてはならない
- 枠は1階部分20万円。2階部分102万円。計122万円
- 2階部分は上場株式・投信・ETF・REIT全部OK
1階部分・2階部分両方に投資する人が注意する点は、1階部分に先に投資するという部分です。
ですが、1階部分の枠を全部うめる必要はありません。
そうすれば2階部分は投信・ETF・REITも購入することができます。
ロールオーバー
ロールオーバーが少しややこしいです。
売却する場合は簡単です。
非課税です。
何もしないでほったらかしの場合は課税口座に移行します。
問題は新NISAへのロールオーバーです。
時価でロールオーバーします。
どういうことでしょう?
3パターンあります。
- 時価が新NISAの枠122万円を超えている場合
- 時価が102万円~122万円の場合
- 時価が102万円に満たない場合
時価が122万円を超えている場合
たとえば、僕は2019年に約112万円NISAに投資していますが、順調に育って150万円になっていたとしましょう。
この場合、150万円全額ロールオーバーされます。
簡単ですね。
時価が102万円~122万円の場合
時価が112万円のままだった時はどうでしょう。
この場合、先に2階部分の102万から埋めていきます。
2階部分102万は全部埋まります。
すると残り10万円。
次に1階部分を埋めます。
20万円-10万円=10万円
1階部分の枠が10万円残りました。
1階部分の残り10万円分つみたて投資ができます。
時価が102万円に満たない場合
残念にも資産が70万円に減少してしまったとすると、2階部分から埋めますから、2階部分の残りが32万円あります。
ただし、新NISAでは1階部分から利用するルールですので、2階部分を使う場合には先に1階部分でつみたて投資をしなくてはなりません。
つまり、2階部分の残り32万円の枠を使う前に1階部分につみたて投資をしなくてはいけません。
新NISA1階部分のロールオーバー
新NISAの期間は2024年~2028年です。
この間、1階部分でつみたてNISA対象商品を購入したとして、どうですかね?
どうですかね?というのも変ですね。
で、この1階部分はつみたてNISAにロールオーバーすることができます。
つみたてNISAはいまのところ2042年までの期間が予定されていますので、時間は十分あります。
さて、1階部分のロールオーバーですが、簿価でロールオーバーします。
簿価です。
つみたてNISAの枠は40万円ですから残り20万円つみたてNISAの枠が残ることになります。なんか得した気分ですね。
まとめ
新NISAはロールオーバーが少々ややこしいですが、資金があれば1階部分・2階部分の合計122万円の枠をできるだけ活用したいですね。
1階部分は新NISA終了後もつみたてNISAに移行できますし、なんといっても簿価で移行できるのが魅力です。
美味しい制度はどんどん利用したいですね。
さいごにNISAおすすめのネット証券を2社紹介します。
業界No1の会社
» SBI証券
NISAだけではなく投資に関するものすべてが揃っている会社。そして低コスト。
株式・投資信託(NISA)に強い会社
» インターネットでお得に取引!松井証券
僕はNISAは松井証券でやってます。
桐谷さんも使ってます