スクラップ&ビルド

life

おはようございます、ねこますた〜です。

今日は真っ黒な空でどんよりとした天気。

でも冬の天気で嫌なのは風。

だから吹雪は最悪だ。

ホワイトアウトで車何十台も巻き込まれる事故が毎年のように起きる。

そう考えればただの曇りはなんてことない。

風さえなければ暖かく感じるくらいだ。

スクラップ&ビルド

最近USAID解体のニュースが日本でも流れている。

これについては随分と大胆だなというのが正直な感想だ。

それが良いか悪いかは判断しかねる。

が、しかし。

肥大化した政府機関を縮小する動き自体は良いことだ。

なぜなら政府機関って放っておくと肥大するからだ。

だからスクラップ&ビルドした方がいい。

それができない場合、組織は超え太るだけになる。

こども家庭庁

2023年4月1日にこども家庭庁が発足した。

新たな庁である。

子供を取り巻く行政を専門的に担うのだろう。

それはいい。

つまりこれはビルド。

僕は思うわけだ。

スクラップしたところはあるのかと。

そんな話は聞かない。

だから事実としてあるのは

  • こども家庭庁発足
  • こども家庭庁長官・内閣府特命担当大臣等の新たなポストの増加
  • 新たな職員配置

ということになる。

これが政府機関が肥大化する目に見えるメカニズムでもある。

そしてこれらを維持するには多額の税金が必要だ。

だから税金や社会保険料負担は増え続ける。

子供達のために政府は働きますと言えば受け入れやすい。

ちゃんと少子化対策のために頑張ってますという姿勢も見せられる。

が、しかし

税金で生きている人達の本音はそれじゃない気がする。

  • 子供をネタにすれば税金引っ張って来れんじゃね?
  • 新たな省庁作ればポストも増えるんじゃね?
  • 政治家として一枚噛めば影響力増すんじゃね?

こんなところじゃなかろうか。

こども家庭庁を例に挙げたけど肥大化する傾向はどこも同じだろう。

で既得権益となって縮小することはない。

だから子供が激減しても大学数は減らないみたいなおかしな事が起きる。

傍目には奇妙でも既得権益の当事者からすれば大学が減るなんてあり得ないということになる。

逆に経営が大変だから補助金カモンって話になってしまう。

文科省も天下り先が減るのはマイナスだから大学数は減らしたくない。

他の省庁より力が弱まるのも受け入れ難いだろう。

おそらくどこもかしこもそんな感じなので政府機関が縮小するなんてことはない。

つまり今の日本でスクラップ&ビルドなんて夢のまた夢。

であればこれからも税や社会保険料は増え続けるだろう。

そして残念なことに政府機関の縮小は外圧でも実行はされない。

それこそ戦争にでも負けて当時の財閥解体みたいな大ナタを振るわれなければ無理だろう。

可能性はほぼないよね。

あとがき

スクラップ&ビルドは自然なことだと思うんよね。

いつまでも同じ形を保ったままということはまずない。

が、しかし

そこに既得権益が絡むと面倒なことになる。

ビルドはいいけどスクラップはダメみたいな。

日本人が急速に減っていく時代でこれだと早晩立ち行かなくなるだろう。

人口が減っているのにこれまでと同じ規模で政府機関が維持できるはずがない。

それは素人でも分かる話。

が、しかし

それでも既得権益を守るための抵抗が起きるだろう。

それはおそらく国の衰退を早めることになる。

自分はその頃には間違いなく高齢者になっている。

たぶんもうすぐ死ぬからどうでもいいやみたいな感じになってそうだ。

なんか身も蓋もない予想をしたけれど当たると思うんよね。

  • 減少する人口、縮小しない政府機関
  • その結果増加する税金・社会保険料
  • 可処分所得は減少、消費は低迷

税金で生きている人達が今以上に影響力を持つことになるだろう。