【マグロは】不安のもと【つらいよ】

life

おはようございます、ねこマスタ 〜です。

いったん降った雪もほとんど融けて普通にランニングが出来るくらいになりました。

冬用ランニングシューズも処分してしまったのでこの冬はどうしようかと考え中。

ひたすら階段の上り下りでも良いかなと。

試しに70往復してみたら心拍数も110くらいまでは上がるし汗もかくのでそれなりのトレーニングだと思われる。

100往復で30分弱の運動なので道路が凍ったら階段トレでもやってみるつもり。

マグロはつらいよ

マグロという魚がいる。

日本人なら誰でも知っている美味しい魚だ。

でこのマグロは泳ぎ続けないと生きていけない。

カレイやヒラメのように底でじっとしていたら死んでしまう。

マグロにしてみたら当たり前のことなのだろうけど人間に当てはめると結構大変だと気づく。

が、しかし

働き続けないと生活が維持できない人は多い。

というかほとんどの人がそうだ。

日本人の65〜69歳の就業率は50%を超えている。

これは世界でもトップクラス。

そもそも定年が60〜65歳なのになぜそれより上の人たちが半分以上も働いているのか。

仕事のやりがいなんて提灯記事を見ることもある。

本当にそうだろうか。

なぜなら日本人は世界一仕事や会社を嫌う人たちだからだ。

それが定年後も働く理由がやりがいってのは変だろう。

実際に働く理由のほとんどは経済的なものだと思われる。

つまり働き続けないと経済的に困窮するあるいは破綻するといったことじゃなかろうか。

以前は年金は60歳からもらえた。

その時代に65歳以上で働く人なんてほとんどいなかった。

なぜならその必要性がなかったからだ。

が、しかし

今は働かなきゃならない。

頼みの年金の手取り額も減っているからだ。

額面300万円の年金収入がある人は

1999年の手取りは290万円
2017年は257万円

となっている。

だから蓄えがそれなりにないと昔のような悠々自適なんてことにはならない。

不安遺伝子

不安遺伝子のことをセロトニントランスポーターS型という。

このS型遺伝子の保有率トップは日本人で80%を超えている。

アフリカ人だとS型は3割しか保有していない。

アメリカやヨーロッパは半分くらいだ。

これは体感としてわかる。

日本人は常に不安を口にしていると言っていい。
特に将来・老後への不安は大きい。

死ぬまで不安なのではないかと思ってしまう。

セーフティネットでは生活保護もあり諸外国に比べて貧弱だとも思わないのだが。

しかし

とにかく不安なのだ。

原因は働き続けないとパンクするかもしれないということじゃないか。

つまりマグロと一緒だ。

昨今のFIREブームはその不安を和らげる効果があるので注目を浴びていると思われる。

自分はFIREして3年目だけど経済的な心配をしなくていいというのは素晴らしい。

まあ僕の場合は不安遺伝子S型を持っていないのかもしれないが。

なぜなら2000万円台でFIREはほとんどの人にとっては不安だろうから。

あとがき

セロトニントランスポーターはSS型SL型LL型がある。

悲観的な順にSS型>SL型>LL型だ。

日本人はSS型を最も多く持つ民族で全体の68.2%。
逆にLL型の日本人は3%しかいない。

楽観的な日本人は稀有な存在かもしれない。

アメリカ人はSS型は19%でLL型は32%もいる。

この差は大きい気がする。

こうしてみるとFIREはアメリカ人よりも日本人こそ実践した方がいいんじゃないか。

ただこれにも問題があってFIRE界隈を見てみると1億ないとダメだみたいな説が普通にある。

一介のサラリーマンが1億の資産を作るってちょっと現実的ではない。

5000万円だって定年までに作るのは結構骨が折れるだろう。

そうなると結局働き続けないと不安なのかもしれない。

年取っても走り続けなければならないのは大変だ。