スパイト行動

life

おはようございます、ねこマスタ〜です。

前回怒らない・怒られない世の中になった結果という話をした。

簡単に言えば、そのような世の中だと賢い人はより賢く、そうでない人はどうもならんってことだ。

ありのままの君でいいとはそういうことだ。

なんてことを書いたその日の夕方、銀座で強盗事件が起きた。

ですぐに10代の男4人が捕まった。

おかしな事をしても怒られもしない、注意もされないと、行き着くところまで行くのだなあと実感した。

日本は確実に国も人も落ちぶれていっている。

スパイト行動

スパイト行動ってのがある。

これは自分が損してでも他人をおとしめたいという嫌がらせ行動のことだ。

この行動が世界でも突出している人たちがいる。

それが日本人だ。

幸せそうにしているのが許せない、道連れにしてやる的な。

これってドラマやアニメなどでもありがちなストーリーだけど現実でも事件としてよくある。

でも考えてみるとおかしな話だ。

他人を巻き込めば当然事件だから罰を受ける。

つまり今より確実にマイナスになる。

それでも行動を起こすのは何でなのか。

日本には昔から出る杭は打たれる・長い物には巻かれろなどの諺があるのでスパイト行動は年季が入っていると思われる。

SNSで可視化された

僕は実はこれまで世界中どこも似たようなものだと思っていた。

が、しかし

今ではネットが発達して世界中の人の考えなどがそれなりに情報として入ってくるようになってきた。

例えばYouTubeのコメントとか。

そうすると日本人はネガティブなコメントが多いけど、他の国はそうでもないことに気がついた。

考えてみると、米国などは成功者を称賛する文化もあったりする。

当時はまだスパイト行動という言葉を知らなかったが、国民性の違いは案外大きいのかもくらいには思ってた。

ゲームのレビューなども日本人はダメ出しする人がすごく多くて評価が低くなるので、日本人向けには作らないという話も聞いたことがある。

こんな感じでスパイト行動は結構SNSによって可視化されてきたと思う。

貧すれば鈍する

スパイト行動は日本が成長している時はそれほど問題にならなかった。

というか目立たなかった。

なぜなら普通に豊かになっていくのにわざわざ足を引っ張って自分も損する行動を取るのは合理的ではない。

が、しかし

経済成長もほとんどしなくなり、給料も下がり気味な時代になってくると足を引っ張るハードルが下がる。

なぜなら普通にしていても貧しくなっていく可能性が高くなったからだ。

そういう環境ではスパイト行動はしやすい。

まさに貧すれば鈍するって感じになってきた。

上手くいっている人でそんなカラクリが分かっている人は目立たずに暮らしている。

一方、承認欲求が勝っている人はキラキラ生活をアップしていたりする。

でその結果スパイト行動に引っかかっていたりするわけだ。

結構生きにくい国になった気がする。

あとがき

僕が会社員だった頃、ある資格取得に会社から補助を出すことになった。

そうしたらベテラン社員が猛反発した。

つまりはこういうことだ。

自分たちは自腹で資格を取得した、不公平だ。

言いたいことは分かる。

が、しかし

別にベテラン社員が損するわけじゃない。

それに資格更新にも補助は適用されるのですでに保持済みの社員にとっても得な話だ。

それでも反対してきた。

つまり自分たちが損をしてでも得はさせないってことだ。

まさにスパイト行動。

もうこれ日本人のDNAのような気もするけど、衰退する国でこれはヤバいだろう。

どうにか教育とかで改善できないものかね。