処理水問題は中国の衰退をちょっぴり早めることになるだろう
こんにちは、ねこマスタ〜です。
こないだOSO18についての記事を書きましたが、いまだに本州から駆除したのはかわいそうだという抗議の電話が役場に来るらしい。
この手の人たちって一体何なんでしょうね。
第二次大戦後の中国の一貫した方針
中華人民共和国という国は第二次大戦後一貫してこう言ってきた。
悪いのは日本であって日本人ではない
この戦略は大いに成功したと言っていい。
日本国内では左派だけではなく自民党のような保守政党内にも親中派と呼ばれる人たちがいる。
そこは中国も心得ていてつい最近の沖縄県知事訪問でも別格の扱いをしていた。
このように戦後一貫した中国の日本に対する戦略はうまくいっていた。
今回の処理水問題でその原則は崩れ去ったと言っていい。
中国国内からの迷惑電話である。
これは中国人が直接日本人に嫌がらせ行為をしていることになる。
逆にそんな事実は知らないとうそぶいている。
つまり黙認しているということだ。
悪いのは日本であって日本人ではない
これが放棄されたことを意味する。
集団指導体制であったならば
中国がかつての集団指導体制であったならばこのような結果にはなってなかったと推測する。
かつて尖閣諸島国有化の時も中国に進出している日本企業は相当の痛手を被った。
が、しかし
だが今回は違う。
福島県内の飲食店のみならず、それ以外の地域にも迷惑電話が来ている。
それだけ日本国内の広範囲に嫌がらせがなされているということだ。
一強の弱点
現在の最高指導部は習派一色になった。
逆らうものがいないのは果たしていいことなのだろうか?
いい例がゼロコロナ政策だ。
中国は面子を重んじる国なので、そう簡単に上げた拳は下ろせない。
だが習主席が気づいていないのは、今回の処理水問題は日本人の対中国人感情を長期に渡って悪化させる可能性があることだ。
それは世論調査でわかっていることだ。
中国は嫌いだが中国人は別に嫌いじゃないという日本人は結構な数いるだろう。
それは中国が悪いのは日本で日本人ではないというスタンスを一貫して取っていたことも大きい。
この影響は今後じわじわ広がってくると予想する。
冷めた目で見る人が増えていく
これまで多くの企業が発展する中国市場に進出していった。
政冷経熱なんて言われていた。
政治分野では冷えているけど経済は熱いと。
中国進出企業の日本人がスパイ容疑で捕まる事件も起きている。
そこへ今回の日本国内の個人への攻撃だ。
習主席はそんなことは考えてもいないだろう。
日本をよく知る中国人はその辺は懸念しているのではなかろうか。
あとがき
米国との関係が改善する見込みがない中、GDP第3位の日本を敵に回すのが得策でないのは素人でもわかることだ。
だから失われた30年とかいってもまだ力はある。
自分の知っている人やお店が直接攻撃されているのをニュースなどで知るのはかなり感情に来るものがある。
これは日中関係にプラスに働くことはあり得ないし、逆に中国の衰退をちょっぴり早めることになるだろう。