米国は中国を引き離すチャンスを自ら潰す
おはようございます、ねこマスタ〜です。
やはり最高気温が10℃を超えてこないと冬が終わった気がしない。
米国は中国を引き離すチャンスを自ら潰す
2020年ごろは2028年には米中GDP逆転が起こると言われていた。
それが2030年代後半にずれ込みいつしか米中逆転はないのではという状況になっていた。
が、しかし。
自由貿易の旗頭だった米国が率先して保護貿易に舵を切った。
そもそも自由貿易でいい思いをしていたのはどの国なのか。
2001年にWTO加盟を果たしてから年率10%の経済成長を遂げ世界第2位の経済大国になった。
世界第1位の経済大国であり基軸通貨のドルを持っている。
このおかげで世界中のあらゆる人・モノ・金が米国に流れ込んだ。
が、しかし。
高関税政策によって今その流れは止まろうとしている。
そもそも高関税によって自国産業を保護しようという政策は愚策だ。
米国は賃金水準が高いので高付加価値産業で稼ぐ体質になっている。
それを20世紀型の製造業万歳みたいな構造に戻そうとしてもうまくいかない。
10年前くらいの中国が世界の工場なんて言われてそれっぽくなったことがある。
が、しかし
これは当然の流れでもある。
すでに市場はトランプ政策を無理ゲーと判断したようだ。
全世界の株式市場が大暴落を起こしている。
権威主義者はメンツを重んじる
トランプ氏はプーチン氏や習氏などの権威主義者に対してシンパシーがある。
で権威主義者ってメンツが重要なんだよね。
結果、方針転換しにくい。
だからこそ米国は中国を引き離すチャンスだったわけだが。
トランプ氏も高関税政策なんておっ始めたから。
米国自らチャンスを潰したかもしれない。
米国のインフレが高止まりして失業率が上昇、低賃金労働者の生活が厳しさを増したあたりでようやく重い腰をあげると予想する。
それまでは放置するのではないだろうか。
米国以外の国は今まで通り自由貿易を行うはずだから。
ていうかトランプ関税のおかげであらためて自由貿易のありがたさを世界の国々は感じているだろう。
日本は
日本は米国が離脱したTPPをまとめ上げた。
国内ではあまり評価の声が聞こえないようだが海外では高く評価されている。
日本もまた自由貿易によって恩恵を受ける国。
米国では高くて売れないから他の国でというやつだ。
関税は低くしてコストを下げた方が生活は楽になる。
あとがき
どこまでトランプ氏が高関税政策で突っ張るかだろう。
それくらいの権力を手にしたと思うから。
何しろトリプルレッドだから。
ただBitcoinは持ち堪えている。
金は株式が不調でも上がったりする。
Bitcoinはそうでもなかった。
それが今回みたいな暴落でも踏ん張った。
これは良い流れとして注視したい。
市場が崩壊するということはない。
だから淡々と毎月市場にベットするのがいいだろう。