日本株や日本円の資産割合はどうする?

投資

こんにちは、ねこマスタ〜です。

親友と飲んでいて一生懸命話を聞いていたら、いつの間にか相手が全く知らない人になっていて思わず笑ってしまったところ、その笑い声で夢から覚めました。

夢の出来事で実際に声に出して笑い、それで起きるという経験って普通あるんでしょうか?

まあ怖くて目が覚めるより全然マシなんですけど、そのあと眠れないんですよね。

さて今日は日本株や日本円の資産割合をどうするかを考えてみます。

資産ポートフォリオに関してはどの辺から考えたらいいのか分かりませんが、2500万円を超えてきたので検討する価値はありそうです。

結論

半分以下にしたい。

逆説的になるが、日本人以外の人が投資で日本株や日本円をどれだけ保有したいだろうかと考えてみる。

おそらく全く保有しないか、ポートフォリオの一環として持つか、あるいは全世界投信で自動的に組み込まれているくらいではなかろうか?

ただポートフォリオの一環だとしても、世界全体に占める日本の名目GDP比は2020年で6%ほどしかない。

だから海外の投資家が日本株や日本円を持つ割合は良くて数%だろう。

もし僕が海外に移住するつもりなら、この考え方でポートフォリオを組み替える。

が、しかし

僕は日本に住んでいるし、日本を出るつもりもない。

だとすると日本株や日本円の資産割合は上がる。

現金で買い物をした時にドル払いなんて事は日本ではあり得ない。

これが途上国なんかだと現地通貨よりドルの方が喜ばれたりする事がある。

そういう意味では日本円にはまだ信頼が置ける。

ここでちょっと僕の2021年3月末の全資産に対する日本円および日本株の割合を出してみた。

42%だった。

いい線じゃないかなと思う。

日銀のETF購入

以前日経平均とダウのポイント差が1500で詰まっているという事をブログで書いた。

今日現在ではまた5000ポイントほど開いているので、これが普通。

ここで日銀のETF購入について考えてみる。

2010年12月から日銀はETFを購入していて、株価も順調に上がってきた。

ただ累計買入額も40兆円に迫ってきたし、いつまで購入するのかという疑問も当然湧いてくる。

日経平均も3万円台を回復したしね。

そんな中、日銀はこの3月までコンスタントにETFを購入していたのが、4月から急に渋くなった。

今月は昨日4月21日にようやく7億購入しただけ。

つまり日銀もそろそろどうにかしなければと思っているんじゃないか?

僕は中央銀行がETFを購入するのに全面的に反対という訳じゃないが、物事には限度があるでしょうと思う。

中央銀行が大株主みたいなのって変でしょ。

そう考えると日銀も今まで通りETFを購入するとは思えないし、これまで日銀が大量に購入した分が日本株にとって上げ底になっていると推測する。

だからここから日本株を買っていくのはどうなのさ?と正直思います。

あからさまに梯子を外すような真似は日銀もしないだろうけど、下落しても今までのようにETFを購入してこないなら慎重になるよね。

まあここ10年日銀はETFを買い続けているから、それに乗っかった投資家はいい目を見たと思う。

まさに金持ちがさらに金持ちになるという感じだ。

いい悪いは抜きにして、資産を増やすには資本を持つ側に回る必要がある。

日本をどう見るか

ここ30年の各国名目GDPの推移を見てみる。

名目GDP(IMF統計)

資料:GLOBAL NOTE 出典:IMF

日本は横ばい。

アメリカ・中国・インドは順調に上昇。

イギリスはパッとしないが良くみるとGDP比では日本との差は詰まっている。

そう考えると失われた30年は実際そうだとして今後はどうだろう?

僕は特に好転する要素は無いように思う。

僕が一番重視しているのは中央年齢だ。

中央年齢というのは上の世代と下の世代の人口がちょうど同じになる年齢のこと。

日本は45.9歳が上から数えても下から数えても同じということ。

ちなみに世界一位

さっきのグラフの中ではイギリスが40.2歳、アメリカと中国は37.4歳、インドはずっと若くて26.4歳。

この差がまず大きいと考える。

今はIT化が言われているが、若手の労働力を全部置換する訳にはいかない。

3Kと言われる職業などは若い人もやりたがらないけど、歳取ると身体が動かなくてそもそもやれないんですよ。

また、年齢が若い方がチャレンジしやすい。

僕は30歳で商売を始めたが、50を過ぎたいま新たにやる情熱はない。

同じ人でも歳とれば普通は保守的になっていくものだ。

そういった部分で日本はだいぶ不利だろう。

人口もすでに減り始めているしね。

ただ株価はGDPの伸びとイコールなのかというとそうでもない。

ここ10年くらい日本のGDPはちっとも増えていないが株価は上がっている。

でもこれは日経平均が1万円を割っていたからこその結果だろう。

また、個々の企業は必ずしも国のGDPとリンクはしていない。

ただ3万円台の大台も回復したし、日銀が買い支えている部分や世界一の中央年齢、それに伴う若手の枯渇などで、日本株は買いにくい。

買えないわけじゃないが、わざわざ難しい場所で勝負する必要があるか?ということ。

順調にGDPを伸ばしている国があるのなら、その国の投信なり株を買った方が簡単だと思う。

あとがき

僕が海外に行ったのは20〜30年前で、アメリカ・イギリス・韓国・シンガポール・ミクロネシア連邦だけど、まだ当時の日本には勢いがあった。

今はコロナ禍だけど、最近は海外からの観光客の方が日本から行く人より多い。

これって日本は成長していないけど、海外は豊かになってきたから相対的に日本が安くなったんだよね。

安くなっていく日本を積極的に買うのは難しい。

ただ、高度経済成長から今に至るまでの膨大なストックがあるからそう簡単にダメになるとも思えない。

世界最大の債権国になってそろそろ30年になるはずだが、それらをあっさり食い潰すことにはならない。

かつての大英帝国もその膨大なストックを長年食い潰してきたが、それでも相変わらず先進国だし。

だから相対的に地盤沈下しても国として全くダメになる事はないだろう。

本当はGDPを伸ばすなら積極的に移民を受け入れるしか手がないと思うが、日本がそうするとは思えない。

なので緩やかに衰退していくだろうが、それでも世界的に見れば住みやすい国である事は間違いない。

というわけで、日本に住み続けるので半分を超えない程度の円資産は保持する。

当たり前の結論になってしまったが、極端なことをすると相場は怖いからね。