静かな退職には共感するがうまくいかないだろう

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おはようございます、ねこマスタ〜です。

グリーンチャンネルを見ながら書いてます。

今週は藤岡康太騎手の逝去という悲しいニュースがありました。

爽やかなジョッキーでした。

いつまでも忘れないでいようと思います。

ご冥福をお祈りいたします。

静かな退職には共感するがうまくいかないだろう

静かな退職が広がっているらしい。

もともとは米国から広まった考えだ。

米国といえばハッスルカルチャーのイメージだが、もっとワークライフバランスを重視しようってことらしい。

仕事に関していえばキャリアアップや昇進は目指さず必要最低限は働くといった具合だ。

僕はこの考え方には共感する。

というかそのように生きてきた。

仕事を生活の中心に据えることはなかったし昇進も興味がなかった。
っていうか昇進したくもなかった。

が、しかし

これはうまくいかないだろう。

考え方としては共感するしそれに近い形で生きてきたが結果としてワークライフバランスが取れるかといえば難しい。

なぜか

静かな退職には持続性がないからだ。

人によっては静かな退職は戦略だと思っているかもしれない。

が、しかし

これは戦略ではなくて戦術だ。

言ってみればその場を凌ぐための作戦ってことだ。

どういうことか

平社員で働いていて昇進のチャンスが巡ってきたとする。

でも昇進すると給料が上がる代わりに責任が増える。

それであればヒラのままで構わない。

必要最低限の仕事をし給料は低いままだが自分の時間を持ってワークライフバランスを重視する。

20代なら問題ない。

30代でもまだいけるか。

が、しかし

40代に入って相変わらずヒラのままを想像してほしい。

この場合、出世している同期は関係ない。

ではなく同じヒラの世界を見てほしい。

自分より若い人ばかりになっているはずだ。

そしてヒラがやる仕事だと若い人の方が早い可能性もある。

若い人の中にはやる気のある人間も当然いるし。

その場合、相当居づらい状況になっていると思われる。

給料も安いままで年下の上司に使われ自分より優秀な同僚に囲まれる可能性がある。

ワークライフバランスが取れているといえるだろうか。

さらにいえばこの状況はリストラ最上位予備運ともいえる。

会社からすれば真っ先に首を切りたい人材だろう。

同じヒラとはいえ年上の分給料は若手より高い。

そして仕事は若手より遅いかもしれない。

こんなに美味しいリストラ対象者はいない。

だから静かな退職には持続性がないのでうまくいかない。

FIREの方が優れている

静かな退職では金銭的に自由にはならない。

だから結局組織に属さなくてはならない。

が、しかし

静かな退職という働き方は企業にしてみれば容易にリストラ対象になり得る。

結構危険だ。

それであれば昇進を断らずさっさと収入を増やしてFIREしてしまった方がいい。

というのは静かな退職の目的はワークライフバランスを取ることだからだ。

であれば組織に属するのは結局時間を拘束されているわけだ。

だからFIREして経済的時間的余裕を持てれば目的は達成されたことになる。

ただFIREは一朝一夕でできるものではない。

じゃあその代わりに静かな退職を選ぶのか。

いやいや、それはどうなんだろう。

FIREは時間が経てば実現可能だが静かな退職は時間が経つにつれて針のむしろ状態になる。

今が楽なのは静かな退職だ。

が、しかし

それは前述したようにその場しのぎの戦術でしかない。

長い目で見たときに厳しい。

戦略としてはうまくないということだ。

あとがき

僕は出世欲などは全くなかったし昇進したくもなかった。

が、しかし

サラリーマンである以上、断ることはしないと決めていた。

それで結局退職時には施設長という立場になっていた。

図書館の館長みたいな感じですね。

確かにストレスは増す。
がそのぶん給料も増す。

結果FIREするのが早まった。

今は好きなことしかしていない。

働く気はないがその気になれば働けばいい。

だからワークライフバランスも問題ない。

静かな退職だと給料が低いままなのでいつまでも働き続けなくてはならない。

そして年を重ねるごとに状況は悪化する。

今は売り手市場なので静かな退職などといわれているがこのトレンドはそれほど広がらないと思っている。

静かな退職を実践して失敗したと感じ始める人が増えてくると実態が分かってくるだろう。

ワークライフバランスが重要だがそれは目の前だけじゃなくて長い目で見て持続性があるものでなければ意味がない。