追えば去る

life

こんばんは、ねこますた〜です。

毎日ウクライナ情勢をいろんな局でやってるし、ネットニュースでもバンバン流れてくる。

本当に酷いことになっている。

ロシアの立場で見れば、ウクライナが西側に行くのはなんとしても阻止したいのだろう。

が、しかし

事実に目を向ければ、いま行われているのはウクライナをロシア軍が蹂躙しているということだ。

学習しないよなあ。

追えば去る

ソ連時代、東欧諸国は何度か民主化の波が押し寄せたがその度にソ連軍が鎮圧した。

力で押さえつけるやり方だ。

でもこれ、うまいやり方じゃないことは素人でもわかる。

そんなのに嬉々として従う人の方が珍しい。

恨まれこそすれ喜ばれることなどあり得ない。

だから長期的には破綻する。

そしてソ連も崩壊した。

普通、学ばないかね?

今回、ソ連時代みたいなことをまたやっている。

力で蹂躙するやり方。

が、しかし

ウクライナ人の必死の抵抗もあってうまく行ってない。

なぜここまで彼らは抵抗するのだろうか?

東欧に対するかつてのソ連のやり方を知っているからだろう。

自由が奪われ密告が横行する世界なんか嫌だろう。

日本は第二次世界大戦後、アメリカの支配下に置かれたのでその辺に疎い知識人がいるように思う。

ロシアはアメリカとは違う。

この結末がどうなるにせよ、ウクライナ人がロシアになびくとは思えない。

また、北欧も中立から西側に軸足を移しつつある。

当然だ。

ロシアはソ連時代から追えば去るということを理解していない。

長期視点

長期視点を持っている国はあまりない。

ただ中国は別だ。

中国は長期視点で着々と動いている。

2049年の建国100年には世界一の強国になるという目標がある。

今が2022年だから27年後だ。

建国100年の目標は以前からあったから、ずっと前からそれに向けて動いていたことになる。

そんな国は主要国では中国以外には知らない。

ただこの目標、2035年に前倒しされたようだ。

習主席は現在68歳なので、27年後の2049年は95歳。

生きているか分からないし、そもそも権力を保持しているかも分からない。

が、しかし

13年後の2035年は81歳。

そこまでは頑張る腹づもりなのだろう。

憲法も改正して任期制限も撤廃したことだし。

だから国としては長期視点を持っているが、習主席個人はレガシーを残すことに固執しているかもしれないので、その辺がちょっと不安定な要素かもしれない。

日本に変な影響がないことを願う。

経済成長

中国も追えば去る的なことはやっている。

直近の香港もそうだ。

香港の人が喜んで従っているとは思えない。

ただ中国とロシアで決定的に違うことがある。

それが経済成長だ。

中国は力で押さえつけるやり方が必ずしもうまいやり方だとは思っていないのではないか?

ただ民主主義じゃないからそれしかなくてやっていると推測する。

だからそれを上手くやるには経済成長が必須だと。

外国を攻めても一時的に国民の支持は得られるかもしれないが持続性がない。

そこをクリアするのは経済成長だと鄧小平氏は気づいたと考える。

ただ頼みの経済成長も今後鈍化するから日本も気をつけなくてはいけないだろう。

あとがき

追えば去るのは男女の仲でもそうなんだから、容易に分かりそうなものなんだが。

それともそれしかやり方を知らないということなのだろうか?

国と国の関係であまりにもそれはお粗末だ。

今更だけど、もっと何かやりようはなかったのかと思う。

だが現実に戦争は起きた。

日本は、こちらから戦争することはないから戦争を仕掛けられることはないと思っている人が結構いそうだけど、そんなことはないのが今回示された。

別にウクライナはロシアに戦争を仕掛ける気など毛頭なかったはずだから。

だから相手次第。

核兵器を保持する3カ国に囲まれているのが日本だ。

長期で見て日本が平和だと考えるのは甘い推測なんだろう。