相場で負ける仕組みがわかれば勝ちやすくなる

投資

おはようございます、ねこますた〜です。

今日は快晴で暖かいです。

週間天気予報でもしばらくは10℃以上ある日が続くようで楽です。

こんな感じで北海道は11月初めに初雪が降った後しばらく穏やかになることが多い。

それが終わると来春まで冬一色の世界になります。

相場で負ける仕組みがわかれば勝ちやすくなる

相場に限らないが、勝負に勝つにはどうしたらいいのか。

大まかに分けて二つある
  • 勝ち方を学び実践する
  • 負けを避ける

相場の話に戻そう。

勝ち方を学び実践するとはどういうことか。

実は相場の勝ち方は一つではない。

資産を増やしている人のやり方はそれぞれだからだ。

が、しかし

難易度には明らかに違いがある。

長期投資は易しく短期は難しい。

持ったままは何もしないので簡単だが売買を繰り返すのは難しいということだ。

だから高い確率で勝つには放ったらかしでいいことになる。

インデックス投資でいいんじゃねというのはこういうことだ。

実は相場をやる人であればインデックス投資をコツコツやっていれば勝てるだろうというのはほとんどの人が知っている。

が、しかし

それではなぜ相場で負ける人がこうも多いのか。

それは勝ち方を知っていても実践できないからだ。

ではなぜ実践できないのか。

ここのところが腹落ちしていないといつまで経っても相場で勝てるようにはならない。

なぜ相場で負けるのか

ピケティ氏の著書21世紀の資本では資本の成長率は4%ほどだ。

株式に限って言えばもっと高いがとりあえず4%としておこう。

つまり長期投資で放ったらかしにしておけば勝手に年率4%成長するということだ。

もちろん年によってはマイナスにもなるし20%を超えるプラスになることもある。

長期でならせば4%くらいに落ち着くということ。

理屈でいえばこれでおしまい。

淡々とインデックス投資でも積み立てておけばいいっしょという話だ。

が、しかし

実際にはそうならない。

なぜか

それは変動率にある。

現物株でも1日に4%変動する株はゴマンとある。

つまり1年かけて手にする利益を1日で得る可能性があるということ。

この誘惑に耐えるのは難しい。

だから頭では持ったままでいいと分かっていてもつい売買してしまう。

特に資産が少ないうちはその傾向が強い。

100万円しか持ってなければ1年後に104万円。

こんなのやってられるかという気持ちになってしまう。

1年後には200万円にしたいぜというのが本音だ。

だから目の前で株価が乱高下していれば参加してしまう。

FXや先物はもっと変動率が高い。

だからあっという間に資金がなくなる。

冷静になってみればわかることだが100万円を200万円にしてやるという考えがおかしい。

誰かに1年後に資産を倍にしてあげますよと言われて信じる人はいるだろうか。

普通の感覚なら怪しむはずだ。

そんなうまい話はないと。

そう考えてみれば目の前のボラティリティに釣られて相場に手を出すのがいかに負け戦なのかが分かるだろう。

なぜか自分は勝つ側にいる気になってしまうがそれは間違いだ。

相手はほとんどが高速取引を使う機関投資家連中だ。

そこで自分が上手く立ち回ると考える方がどうかしている。

資産効果は1000万円から

100万円が104万円になっても微々たるものだが1000万円が1040万円になるのはそれなりのインパクトだ。

つまりピケティ氏のいうところの4%成長の恩恵を本格的に受け始めるのは資産が1000万円を超えてからだ。

じゃあそれまではどうすればいいのか。

失敗する人の典型例は元手を売買で増やすだ。

自分なら上手なタイミングで売買して元手を増やせると考える人だ。

僕の相場歴最初の10年間がこれだった。

正解は投資に資金を投入し続けるだ。

そして現物株でも投信でもいいが放っておくことだ。

資産が少ないうちは資金投入の効果は絶大だ。

資産が増えるに従って資金投入と資産それ自体の成長の両輪で増えるようになる。

結論

  • ボラティリティの誘惑に負けてはならない
  • 資産が少ないうちは資金を投入し続ける
  • 放ったらかしでいい

1年の資産成長率4%が1日で変動する相場の世界。

これは悪魔の誘惑だと思った方がいい。

バフェットは言っている。

株価は動かなくてもいいと。

1年後に上昇していればいいだけのことだ。

そして売買の誘惑には負けずに資金を投入し続けること。

あとは放ったらかしで問題ない。

銘柄選びが面倒ならインデックス投資でいい。

というか紙切れになる可能性のある株式よりもインデックス投信の方がいい。

実に簡単だ。

だから大事なのは売買技術ではなく給料の高い会社で働くとか無駄を廃して投資資金を捻出するなどだ。

僕は昇進するのは嫌だったが一方で給料が上がるから投資にブチ込める資金が増えるなあとも当時思っていた。

若い人は管理職にはなりたがらないようだが、給料が上がればそれだけ早くFIREすることができる。

その天秤にかければ昇進も悪くないはずだ。

あとがき

こうすればかなりの確率で勝てるというのはほとんどの人が知っている。

インデックス投資を毎月コツコツ積み立てすればいい。

ただそれができない原因がわからないと相場で勝てなかったりする。

それはもっと短期で資産を増やしたいという欲であり
資産倍増を実現させてくれそうな日々のボラティリティだ。

これらは罠であり悪魔の誘惑なのだと腹落ちしていないと長期の放ったらかし路線にはなかなか乗ることができない。

そういう意味ではイデコやNISAは良い制度だといえる。