日産は日本の未来のようだ
おはようございます、ねこマスタ〜です。
普段通りの生活に戻りました。
日産は日本の未来のようだ
日産がリストラを発表した。
そもそも日産はゴーン氏が来る前に莫大な借金を抱えて倒産寸前になっていた。
だから正直よくここまで持ったと思う。
それは日本という国の未来の姿かもしれない。
かつて日産は2兆円の借金があった。
この頃の日本ってどんな感じだったのか?
いわゆる就職氷河期真っ只中だった。
その状況下で借金2兆円。
が、しかし
彼は取引先を厳選し大胆にコストカットして経営をV字回復させた。
ただね。
これだけ世の中が不景気なのに日産がV字回復するってただ事じゃないのよ。
随分と周囲に無理を強いているなと。
自動車産業は幅広い業種の集積で成り立っている。
日産は自らが助かるために取引先をかなり見捨てた。
短期的にはそれで日産本体は回復した。
それと引き換えに企業としての総合力は衰えたと思う。
借金は返済したものの魅力的な車種は生み出されなかった。
役員数も役員報酬もホンダより多かったりする。
これでホンダの下につく決定が下せるとも思えない。
ゴーン氏が素晴らしかったというつもりはない。
でも今は本体もろとも沈みつつある。
これって日本の未来を暗示しているかのようだ。
世界で2万人の人員削減を行うとのこと。
事務系だ。
45歳以上65歳未満で勤続5年以上の部課長や課長代理以下の正社員・再雇用のシニアが対象。
開発・生産・デザイン部門は含まれない。
ここから分かることがある。
そしていい歳になってもヒラのままだとリストラロックオンということ。
若い人は昇進したくないらしい。
それだと会社が傾いた時、真っ先に切られる可能性もある。
自分で会社経営できる人であれば世の中がどうなっても生きていけるだろう。
サラリーマンでやっていくのなら会社が傾いた時に自分が置かれた状況を想像しておいた方がいい。
それかいっそ資産を増やしてFIREしちゃうとか。
あとがき
日産は1999年には瀕死だった。
日産本体は助かったがそれを取り巻く企業群の力は弱まった。
結局それは本体に跳ね返ってくることになる。
東京は栄えているが地方は衰退が加速している。
事務系は人が余っているがそれ以外は人手不足だ。
本来なら人手不足の業種ほど給料は高くなるはずだ。
が、しかし
外国から安い賃金で人を集めてお茶を濁している。
日産も日本もいよいよ末期的症状になってきた。