安全よりも安心を優先する人たち
おはようございます、ねこマスターです。
今年の暑さもあと2〜3日というところまで来ました。
中央競馬を見ながら書いてますけど札幌競馬場も暑そうです。
やはり名手と呼ばれる人が乗ると一味違う展開になりますね。
安全よりも安心を優先する人たち
ただいま中国では塩が絶賛バカ売れ中らしい。
情報統制もやり過ぎるとおかしな事になるという良い例なんだろう。
原子力専門家が中国のSNSに心配する必要はないと投稿したが削除されたようだ。
中国は処理水の海洋放出に反対の立場だから。
結果SNSには処理水は危険だという意見しか載ってないからほとんどの人はそれを信じることになる。
そして日本に迷惑電話をガンガンかけているわけだ。
逆に考えると、国家が日本の原発処理水を全く問題にしなければこのような反発は起きない。
つまり中国人の反応というのは国家のコントロールの元にあるということだ。
われわれ日本人のことだ。
すでに買い控え
静岡県のスーパーでは東北産海産物の仕入れを当分停止するところが現れた。
そのスーパーの経営者はこう言っている。
国が安全面に問題はないと言っても、消費者が敬遠するのは目に見えている。
実際に消費者が敬遠するかどうかはわからないが、この経営者はそのように予想したということだ。
で、このような思考の人は一定数いるというか日本人には多いと思われる。
中国と違って処理水は危険一辺倒の報道がされているわけじゃない。
が、しかし
つまりこれが日本の国民性だとも言える。
もっともヨーカドーやイオンは福島県産水産物の販売を継続するようだ。
ここで販売見合わせをするのは合理的判断よりも空気を優先したということになるから。
DCを思い出す
僕はサラリーマン時代に企業用DC(確定拠出年金)を始めたが、周りの人はほとんど定期貯金していた。
が、しかし
定期貯金の人はほとんど増えていないはずだ。
多くの人にとっては定期貯金が安心な選択だったろう。
僕からすれば投資信託の方がよほど安心なんだけどね。
あとがき
安全・安心とよくセットで使われるんだけど、これ分けた方がいいんじゃないだろうか。
そうなると福島県産は安心じゃないからちょっとねぇみたいなことになる。
さらに合理的判断が苦手な人は安全じゃなくても安心ならOKみたいな人までいる。
そしてSNSやメディアも目立ってナンボの世界なので合理的な説明よりも感情に訴える方が稼げる。
こうして自ら首を絞めることになる。
側で見ていてバカバカしいけどこれが現実だ。