安全よりも安心を優先する人たち

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おはようございます、ねこマスターです。

今年の暑さもあと2〜3日というところまで来ました。

結局8月いっぱい暑かったということです。

中央競馬を見ながら書いてますけど札幌競馬場も暑そうです。

今日はワールドオールスタージョッキーズがあるので楽しみです。

やはり名手と呼ばれる人が乗ると一味違う展開になりますね。

安全よりも安心を優先する人たち

ただいま中国では塩が絶賛バカ売れ中らしい。

なぜ塩が品切れになるほど売れるのか僕にはさっぱりわからないが。

情報統制もやり過ぎるとおかしな事になるという良い例なんだろう。

原子力専門家が中国のSNSに心配する必要はないと投稿したが削除されたようだ。

まあそうだろう。

中国は処理水の海洋放出に反対の立場だから。

それにそぐわない意見は削除される。

結果SNSには処理水は危険だという意見しか載ってないからほとんどの人はそれを信じることになる。

そして日本に迷惑電話をガンガンかけているわけだ。

が、しかし

逆に考えると、国家が日本の原発処理水を全く問題にしなければこのような反発は起きない。

つまり中国人の反応というのは国家のコントロールの元にあるということだ。

だから安全よりも安心を優先する人たちというのは中国人のことじゃない。

われわれ日本人のことだ。

すでに買い控え

静岡県のスーパーでは東北産海産物の仕入れを当分停止するところが現れた。

別にスーパーが悪いというつもりはない。

そのスーパーの経営者はこう言っている。

国が安全面に問題はないと言っても、消費者が敬遠するのは目に見えている。

実際に消費者が敬遠するかどうかはわからないが、この経営者はそのように予想したということだ。

つまりお客さんは安全よりも安心を優先するに違いないと。

で、このような思考の人は一定数いるというか日本人には多いと思われる。

中国と違って処理水は危険一辺倒の報道がされているわけじゃない。

専門家の見解なども普通に報道されている。

が、しかし

それでも処理水は危険だと感じる人は普通にいる。

つまりこれが日本の国民性だとも言える。

もっともヨーカドーやイオンは福島県産水産物の販売を継続するようだ。

そりゃそうだ。

ここで販売見合わせをするのは合理的判断よりも空気を優先したということになるから。

さすがに株式公開している会社でそれはしないだろう。

DCを思い出す

僕はサラリーマン時代に企業用DC(確定拠出年金)を始めたが、周りの人はほとんど定期貯金していた。

11年間積立して退職したけどその時点で200万円以上の含み益になっていた。

が、しかし

定期貯金の人はほとんど増えていないはずだ。

僕は100%インデックス型の投資信託に入れたけどそれが安全だと思っていた。

多くの人にとっては定期貯金が安心な選択だったろう。

僕からすれば投資信託の方がよほど安心なんだけどね。

現在では円安に振れているので定期貯金の人は実は資産が減損しているとも考えられる。

あとがき

安全・安心とよくセットで使われるんだけど、これ分けた方がいいんじゃないだろうか。

この表現だと安全かつ安心でなければならないって感じがするじゃない。

そうなると福島県産は安心じゃないからちょっとねぇみたいなことになる。

さらに合理的判断が苦手な人は安全じゃなくても安心ならOKみたいな人までいる。

空気を重視する国民性はこういう時におかしなことになる。

そしてSNSやメディアも目立ってナンボの世界なので合理的な説明よりも感情に訴える方が稼げる。

だから大変だ大変だ〜のニュースの方が美味しい。

こうして自ら首を絞めることになる。

側で見ていてバカバカしいけどこれが現実だ。

NISAが広く普及したら合理的思考をする人が少しは増えるのだろうか。